え〜と、お久しぶりです。
気がついてみると、さおりを書くのは約二年ぶりですか。
たいへん長らくお待たせしました。『月羽根の少女3 妖精狩り』をお届けします。
一応最終話です。その割には中途半端な終わり方……と思うかもしれませんが、そもそもこのシリーズは最初から、向こうの世界の詳しい説明とかはする気ありませんでしたから。
それらは、いつか機会があれば、さおりがヒロインではない別の『月羽根』シリーズで書きたいところです。なんでもアリだった『光の王国』と違い、さおり編の『月羽根』は、あくまでもウブな中学生のソフト恋愛ものと割り切ってます。
それにしても、まともな小説の更新はずいぶん間が空いてしまいましたね。更新履歴を調べてみたら、三月の『たたかう少女』以来、長いものは公開してません。(正確には、七月に『MI・KU・MI』がありますけど)
これだけ間が空いてしまったのは、『ふれ・ちせ』開設以来初めてかもしれません。これもすべて、ラグナロクが悪いんです。今だってラグナのサーバにつながらなくて、仕方なくこれを書いてるんですから(笑)。
いやまあ、ホントは他にもいろいろと事情はあるんですけど。
おかげで最近、メールの返事も滞り気味です。急ぎの返事を必要とするもの以外、ほとんどお返事できない状態になってますが、いただいた感想等はちゃんと読ませていただいてます。
今年は後半ちょっとサボりすぎてしまったので、これからはもう少し真面目に執筆を再開したいところですね。
ということで次回作品ですが、これはまだ未定。ネタはいくつもあるんですが……。
順番からいけば『一番街の魔法屋』でしょうか。だけど未完のシリーズものは『一番街』だけなので、これを書いてしまうと「もうやるべきことはやった」と、衝動的に『ふれ・ちせ』を閉鎖してしまう可能性が高くなってしまいます。ストーリィ面でもまだちょっとしっくりこない部分があるので、もう少し熟成期間を置こうかと考えてます。
以前りりーすのーとで冒頭部分を紹介した新作は、まだまだいつ完成するかわかりません。私としては、『光』に匹敵する、あるいはそれ以上のクオリティに仕上げたいと思ってますので、じっくりと時間をかけるつもりです。
で、今のところ次回作の第一候補は、まったくの新シリーズになってます。
タイトルは『トゥス』。
本州から白岩学園(この作品では女子校という設定)に転校してきた女の子と、ちょっと不思議な力を持つ美人の先輩の、現代ファンタジー風ソフト百合もの。
今回は一挙書き下ろしではなく、『西十八丁目の魔女』のような短編連作にすることも考えてます。あと、キタハラ長編では初めての一人称作品になるかも。この辺は、書き始めてみてからどちらがしっくりくるか考えます。
短編の方は……『マリア様』の新刊がもうじき出るので、それでなにか……そういえば『パラソル』ネタもまだ書いてませんでしたっけ。
あとは『光』のカーテンコールもそろそろ書かなきゃいけませんね。次は多分、リースリング家のご先祖様の話になります。
それでは、いつになるかわかりませんけど、また新作でお会いしましょう。
二○○二年十二月 北原樹恒
kitsune@nifty.com
創作館ふれ・ちせ
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