あとがき

 とゆ〜わけで、インタルード4『いばらの森』をお届けします。読んだ方はもうおわかりでしょう。はい、まったくのお遊びです、今回は。
「次回作は『金色の瞳』じゃなかったのか?」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、ご勘弁を。やっぱりこのネタが旬のうちに書いてしまわないと。
 正直言って、最近のインタルードは発作的に思いついて書いてるんですよ。まじめに考えて書いたのは『わたしだけ…』くらいでしょうか。あれだけは本編とつながりのある話ですしね。
 今回も、数日前にふと思いついて、下書き一時間、清書一時間半くらいで書いたものです。しかも下書きは、某ダム湖でニジマス釣りをしてる最中にVAIOノートで書いたというもの。おかげで釣果は散々でしたけど、やっぱり薄型ノートPCは便利です。

 さて、きっと『光』の読者の過半は『マリア様が見てる』シリーズをお読みでしょうから、説明は不要でしょう。わからない方は書店で、コバルト文庫のコーナーを探してみてください。ただし、少女小説と百合にまったく興味のない方は、そもそもこの話を読み飛ばすことをおすすめします(笑)。本編とほとんど関係ないですし。
 なお、作中に書かれている『いばらの森』は『マリア様が見てる』ではなくて、須加星著の『いばらの森』をイメージしています。まあ、どちらでも似たようなものですけど。
 それにしても、インタルードは3も4も、『光』本編の「異世界での冒険」云々とはまったく関係のない内容になってますね〜。いつの間にか、ただの百合小説と化してます。でもH度は減少中。最近、精神的な愛に目覚めてしまいましたから(笑)。
 白薔薇さまも言ってるじゃないですか、「私は栞の精神を愛していた」って。

 では最後に恒例の次回予告を…
 次回はいよいよ、本編第7話『金色の瞳』の登場です。
 公開は六月を予定。いろいろな意味で、すごい話になりそうです。
 これを読んだ読者が驚くか、泣くか、それとも暴れ出すか今から楽しみ…。と謎の言葉を残して今回はお別れです。では。

一九九九年五月 北原樹恒
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創作館ふれ・ちせ
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