あとがき


 最初に断っておきますが――
 この作品はまったくのお遊び、お正月向けの特別企画です。今後、『光の王国』に彩樹たちが登場したり、あるいはその逆は絶対にありません。だから、インタルードや番外編ではなく、『らくがき』コーナーに掲載したわけです。
 奈子と彩樹が闘えばどちらが強いのか、とゆ〜のは、読者の方々も気になっているのではないかと思いまして。
 作中では決着はついていませんが、設定上は、空手での勝負なら彩樹の方が少し強いです。
 ただし、魔法アリなら奈子の方が圧倒的に強いし(彩樹は魔法を使えない)、武器使用OKなら勝負になりません。(奈子が無銘の剣を使った場合には)
 空手なら彩樹の方が強い、とゆ〜のは、正確にいうと同じ年齢で比べた場合です。パラレルワールドにいる二人の年齢を比較するのは無意味かもしれませんが、両方の世界に共通に存在する「北原美樹」や「安藤美夢」の年齢を基準にすれば、彩樹は奈子よりも二〜三歳下になるんですよ。今回はストーリィの都合上、二人とも高一にしましたが。

 他にも今回、ちょっと懐かしいキャラたちがゲスト出演してます。愛姫は由維の従姉ということで、本編にもちょっとだけ登場する予定があったんですけどね。最近は愛姫の手を借りなくても本編の百合度が十分に高いので、出番はなくなってしまいました(笑)。

 しかし、こういったお遊びばかり書いてないで、そろそろ『光の王国』の第三部に取りかからなきゃいけませんよね。でもその前に、番外編を一本書く予定。
 その次は、バレンタインネタの特別読み切りでしょうか。九九年が『たたかう少女』、九八年が『光の王国』でしたから、二千年は何にしましょう? やっぱり『月羽根の少女』? その場合、カップリングはさおり×徹ではなくて、さおり×美里とゆ〜ことで(笑)。

 それでは、また、次回作をお楽しみに。

二○○○年元旦 北原樹恒
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創作館ふれ・ちせ
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