☆★☆ 読者の声 ☆★☆

Last update : 2004.04.29

※ネタバレ注意
※下のものほど新しくなっています。

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※ところどころにある水色の文字は、キタハラのコメントです。


2003.7.7
 初めましてw
 いつも楽しく見させてもらってます。
 『光』と『たた少』は、激しい話しだったけど『トゥス』はほのぼのとした話しで、少し物足りなく思いました。
 でも、それを面白く読ましてくれるのが、北原さんの凄いところだと思います。
 これからも応援しているので頑張って下さい。
 実は書いてる本人も、こーゆー話ばかりだと、ちょっと物足りなくなってくるんですよ。
 たまに、『光』や『たた少』のような痛い話を書きたくなってきます。
 このところ、『月羽根』とか『トゥス』とか、ヌルい話ばかり書いてましたからね。
 でも、激しくて痛い作品の構想も進めてますので、気長にお待ち下さいな。



2003.7.7
はじめまして。
中学2(自主規制ですw

なんかかなり暇なので全部読んでみましたが健全で13歳の僕には刺激が強すぎました(笑)
すごく文才があって尊敬します。
トゥスのこれからが楽しみです。
言う事はありませんが頑張ってください!
応援してます!
『トゥス』で刺激が強すぎるとは、イマドキの中学生にしてはウブな……(笑)。
 そんなんじゃ、『光』や『たた少』は読めませんよ。
 ……って、正直なところ私も、13歳にはこれらの作品はお薦めできません。
 15歳になったらまた読んでください(笑)。



2003.7.14
 ……微笑ましい、っていえるんでしょうかね、これ。百合度アップはともかくとして、あんなことやそんなことまでやりますか美杜さん。
 まぁ、北原作品ではこうなるのが宿命といわれればそれまでなんですけど。
 しかし、美杜さんのいいぶんを信じるなら、まだ彼女には百合の自覚がないってことになるんですが……信じられん(笑)。でも、幸恵ちゃんの方が攻めというのもそれはそれでいいかも。
 私的には幸恵攻です。「肉体的には」という但し書きつきで。
 精神的にはどう見ても美杜攻ですね。
 本人自覚がないのか、わかっていてとぼけているのかは謎。



2003.7.16
はじめましてこんにちは
光の王国の本編が完結する前からのファンなのですが、感想を書くのは初めてです(すいません)

たたかう少女や光の王国のように激しいものや、MI・KU・MIのようにまた違った意味で激しい(笑)ものも好きなのですが…このトゥスの様にソフトな百合の良いもんですね。
「幸恵ちゃん、あなたは自覚がないだけでアッチよりの人だと思うよ?」
などとツッコミを入れつつ、楽しませてもらってます。

アイヌ語とは無縁な人生を歩んできたため、タイトルの意味が全くわからなかったで調べてみました。
1〜4章はすでに読んでいるので「あ、なるほど」と納得することができたのですが…あぁ、5章が気になる!
なにか良からぬことが起きそうなタイトルですね…
4章が公開されたばかりですが、今から楽しみです。
 初めましてにしては、なんだか見覚えのある名前……と思ったのですが、たしか『てぃーぽっと』の掲示板に書き込みしていた方では?
 幸恵はアッチよりというか、奏朱別に越してきて感染した可能性も高いかと(笑)。
 5章は、まあ、タイトルがタイトルですから、ちょっと3章と似たような話になるかと思います。



2003.7.28
はじめまして。
北原さんの作品、いつも楽しく読ませてもらっています。
私は外国人で日本語が使い慣れないので、作品に対する感想をうまく書けませんが、北原さんの創造力が本当にすごいだと思います。
「光」や「たた少」も面白かったですが、私的には「トゥス」が一番気に入りです。非常に日本的な感じがします。美杜さんもすごく魅力的で大好きです。
第四章の美杜さんが幸恵さんを襲った(?)シーンを読んで、びっくりしました。美杜さん、実は勇敢です(笑)。親友を助けるとはいえ、普通はそこまでできないでしょう、普通は.......。
ところで、「トゥス」のタイトルの意味、教えていただけませんか。調べてみましたけど、海外ではアイヌ語辞典が販売されないので......お願いします。
最後に、もうひとつ質問があります。山百合物語を更新する予定がありますか。私がマリみてを読むきっかけは、山百合物語です。特に4コマが面白かった。絵も綺麗です。
つたない日本語ですみません。これからも応援しますのでがんばってください。作品の続き楽しみにしてます。
 並の日本人よりもよほどしっかりとした日本語を書けている……と思うのは私だけではないでしょう。
 しかし……『マリア様』っていまや外国でも読まれてるのね(笑)。
 タイトルの意味については、質問が多かったので、あとがきでまとめて説明しました。
 本当は、なにも説明のないまま終わろうかとも思っていたのですが。



2003.10.25
 夜勤明けに、いつも通り巡回してたら「トゥス」完結ではないですか。というわけで、早速読ませていただきました。

 ……やっぱり、ハッピーエンドはいいなー(しみじみ)。

 特殊な力を持つが故の苦悩から、一度はこの世からおさらばしかけてしまう美杜さんでしたが(そういう意味では、この人も暗い過去もちですね)、幸恵ちゃんの愛の攻め(笑)で無事カムバック。
ああいうのも、誘い受けって言うんでしょうか?
 まぁ、エピローグの「責任とってね」発言だって、立派に誘ってるわけですけど。で、あの後はやっぱり18キーンな展開……なんですか?
 当然、18禁なシーンです。
 女子高生で、女同士で、しかも初めてで、それが野外というのはどうかと思いますが(笑)。
 そのシーンとか、夜のホテルでのシーンとかもオマケで書こうかなぁ……とも思いましたが、美杜のイメージがぶち壊れそうなので自粛しました。
 この二人、一応は幸惠攻ですが、実際には美杜の方から積極的に誘うのが常です。



2003.10.25
こんばんは。 『トゥス』ただいま全部読み終えました。
まず最初に、誤字の報告をさせて頂きます。
どなたかがもう指摘されているかもしれませんが、五章の幸恵の夢の中で、美杜さんが居ない事に気づいた時の美杜さんの名前が間違っています。
さて、感想のほうですが、『月羽根』路線のストーリーで、百合度が高めもいいですね。
つーか、美杜さん四章でやり過ぎです(笑)。
絶対にわざt(略。
…ごめんなさい、嘘です。
時々こんな天然キャラになる美杜さんが大好きです。
そして、読者の声で死者が出るかもしれないと書いてありましたので、ヒヤヒヤしました。
海で二人、学校で一人と亡くなっていても、北原さんの作品なのでいつ誰が死ぬか全く判りませんですし。
特に、樹が斬られて美杜さんが倒れるシーンは確実に死んだと思いました…。
でも、幸恵の愛の力で美杜さんが復活して本当にホッとしました。
やっぱりハッピーエンドはいいですね。
読んだ後の清々しさが違います。
あとこの作品見ていると自然を大切にしたいという気持ちと、北海道の大自然を満喫したい気持ちが生まれてきます。
色々と考えさせられました。
あまり長くなるといけないので他の話題に移りますが、まず、新作品の事ですが、色々なネタが多いですね。
北原さんの頭の中を見てみたいほどです。
特に桜井家さんによる『竜姫の翼』のラフ見て滅茶苦茶読みたくなりました。
そして、写真館の設置ですが、さっきの自然愛護精神がますます加速しそうです。
北原さんの住んでいる所が羨ましいです。
キツネはカメラ目線ですし。
あと、『マリア様』のアニメ化と漫画化がありましたね。
結構大きい騒ぎになってるみたいですねぇ。
自分の地域は放送されるみたいですし、読んでみようかなぁ。
そんなこんなで結構色々ありました。
上では急かすような事を書いてましたが、一つ完結したのでゆっくり休んでほしいです。
そして、またワクワクする様な作品を書いてくれる事を信じています。
今読み返してみると、ほとんど嫌がらせのような文ですね。
無駄に長く汚い。
本当にすみませんでした。
少しでも力になれば幸いです。
では、ますますの活躍を祈っております。
『竜姫の翼』は……おそらく来年、続編と合わせて公開することになるかと思います。
 ちょっとした事情で、すぐの公開はできませんのでご了承ください。
 写真館は……、まあ、高いカメラ買ったんだから、元を取るだけ使おう……という企画です(笑)。
 小説に比べてサーバのディスクスペースを圧迫するのが難。



2003.10.30
あぁ…(至福のためいき)
終わったーという幸福感と爽快感に、終わってしまったーという寂しさをプラス…読み終わった今の気持ちです
百合方向にゴロゴロ転がっていく感じ…さすが北原さん。

>未公開の秘密の長編とか。
あぁもう、気になる言葉があとがきに。
今から楽しみです。気長に待っています
脱稿おつかれさまでした。


……で、終章の続きは?(笑)
『トゥス』はソフト百合とはいえ……
 あとがきに書いた通り、最初に思いついたエピソードが4章ですから、まあ、こーゆー展開になるのは必然だったのかと(笑)。



2003.10.31
トゥスを終章まで読ませて頂きました。
読む前からほんわかした雰囲気というイメージがあったのですが、読んでみると本当にほんわか暖かい感じのお話だとおもいました。
わたし好きですこういうの。

写真館を見てからすぐだったからかもしれませんが、北原さんの北海道の自然に対する愛情があふれてるという感じがしました。

あと、読み終わった後で「マジカルエミ・蝉時雨」を思い出しました。
ストーリーをあまり覚えてないのでなぜ思い出したかは謎ですが。
ただ、「蝉時雨」も見終わった後で「こういう雰囲気すきだなー」と思ったことは覚えてます。

拙文ですいませんでした。
 キタハラはどちらかといえばアウトドア派の人間ですし、生まれてからこれまで、常に山か海の傍で暮らしてきたので、どうしても自然の描写が増えてしまいますね。
 都会の真ん中では長く暮らせない体質なのです。

 しかし……このところ「ほんわか」系の話ばかりが続いたので、久々に血みどろで痛い話も書きたいところ。
 ということで……冬をお楽しみに(笑)。



2003.11.1
さて。
『ふれ・ちせ』掲示板復活ですね。
自分はまだ書き込んでおりませんが、
僅か一週間ばかりの間に、次々と現れた名前を見ていると、
以前見た記憶のある、懐かしい方々ばかりなのに驚きました。
それだけ、皆さん、『ふれ・ちせ』に日参されていたということなのでしょう。
自分を含めて、ですが。

それと、銭函天狗山やニセコの写真きれいですね。
特に、つぶらな瞳のキタキツネが、道道一号線物語の『フレップ』を思い起こさせました。

実は、6月に自分も小樽に行っておりまして(父の実家があるのです)、
保証牛乳のソフトクリームだの、あまとうのクリームぜんざいだの、
亀十パンの甘食だの(どーでもいーが、甘い食い物ばかりだ…)を、半日で食い歩いたのでした。
あとはオタモイ海岸とか、天狗山は天狗山でも、小樽天狗山へも行きました(もちろんロープウェーで)。
大雪のカムイミンタラの写真を含めて、うちのサイトでUPしておりますので
(旅行部分は11月中旬までにUP予定)、
もしお暇でしたら、ご笑覧いただければ、と思います。

で、本題ですが。
『tus』拝読させていただきました。
完結を機に、感想を認めさせていただこうと思います。

まずは、連載と言う掲載形式についてですが、自分としては、賛否両論という感じです。
賛成の考えとしては、物語が進行しているのが分かるので、待つのが苦にならない、と言うことです。
半月とか一月ごとに着実に更新してくださるので、待っているのが楽しいのです。
その反面、北原さまの一話完結のお話に慣れてしまっているので、
頭から終わりまで一貫して読まないと、お話の雰囲気と言うか、ニュアンスと言うか、
そういうのがなかなか感じ取れなくて、
結局途中からは、更新ごとに読むのを諦めて、完結まで待ってしまいました。
ただ、どちらかと言えば、やはり一話で完結、と言うか、一括掲載と言うか、
そのほうが、読んでいて引き込まれる
(正しく言えば、乗ってきたところで切られないので興味を削がれない)
のでいいかなぁ、と言う気もいたします。
 連載は……いまの状況では、そうしないと半年ほど何も新作が出ない……ということになりそうだったので(笑)。
 内容的にも、キタハラ作品の中では比較的連載向きでしたし、たまにはいいかな、と。
 次の長編はまた一括書き下ろしになりますから、更新の間が辛いですね〜。
で、中身ですが。
いやはや、北原さまお得意の『女の子ど〜し』が余すところなく表現された、
とても職場では読めないような代物ですね(かく言う今回は、DLしたのを職場で読んだのですが)。
『光』系世界の舞台だった白岩学園は、とっとと脇に追いやられて、
聖稜女学園という新しい舞台が出てきましたが、その制服や雰囲気は、いかにも薔薇の館が出てきそうで…。
でも、新しい学校と言う設定なんですね。
蔦の絡まった、比較的真新しい、しかしレトロ感漂う校舎と言う描写が絶妙です。
 そもそも奏朱別が新興住宅地なので、ほぼすべての建物、住人が、「新しい」存在なのです。
 あえて「人間の歴史」を持たない土地という設定にしています。そして事実、札幌近郊にはそうした土地が多いのですが。
それと、自然体な少女、と言うか、一見普通の少女、幸恵というのが、
キタハラ作品っぽくなくて新鮮でした。
『光』の奈子にせよ、『たた少』の彩樹らにせよ、はっきり言って、普通の女の子ではないですし、
『月羽根』のさおりなんかも、一見普通ですが、冒頭から羽根少女と言う設定が前提になっていて、
以降、お話がこの世界とかけ離れた世界に跳んでいってしまいますし。
少女たちの、日常の中のちょっとした非日常を描写していると言う点で、
さらに一歩、『マリア様』の世界に近づいた気がいたします。

あと、美杜の力の由来が、母方からの遺伝性のものであるというのは、
『月羽根』の時と同じような設定ですね。
さおりの時は妖精世界の子孫というような感じでしたが、
やはり、母方からの遺伝と言うのは、ある種、設定として作りやすいのでしょうか。
確かに、『父親からの遺伝』では北原さまのお話ではなくなってしまいますが(笑)。
 というか……私が読んだトゥスのエピソードが女性のものだったので、女性の方が話が作りやすかったのです。
 男性のトゥスについては調べたことありませんし。
 そしてなにより、父親の存在が希薄なのはキタハラ作品の基本です(笑)。
それで、やっぱり一番親しみが持てたのは、終章『kamuy-mintar』ですね。
6月に大雪山系に歩きに行ったときに、心の底から感じた『カムイミンタラ・神々の遊ぶ庭』。
いろんな精霊たちが、そこかしこで遊んでいそうな、
そんな、言葉では言い表せない、一枚の絵画のようだった表大雪のお鉢平(旧中央火口)。
その時の美しい景色をイメージしながら、知床の描写を読ませていただきました。
自分は知床の原生林に行ったことはないのですが、
きっとのあの時の大雪のお鉢平と同じような土地なのだろうと想像しながら読むと、自分が、ディスプレイの中の、物語の世界に入り込んだような、そんな気分になりました。

以上、初読の直後に勢いで感想を認めておりますので、
まとまりのない、ダラダラしたものになってしまいましたが、どうぞお許しください。
再読、再々読の後、また何か浮かびましたら、送り付けさせていただこうと思っております。


さて。
『マリア様』ですが。
新刊も発売ですし、マーガレットの漫画版も想いの外、イメージに近かったですし、アニメ版も設定を見る限りではなかなか良さそうな感じですし。
なんか、順風満帆、というか、話がとんとん拍子で進んでいますね。
リング[山百合会]に十いくつかしか登録サイトがなかったころが嘘のようです。
それでも。
かつて、紫姫さまのチャットで、夢物語として話していた世界が、現実のモノになってしまい戸惑っている、と言うのが、最近の、私自身の『マリア様がみてる』に対する感想です。


いつものようにまとまりのない文章で恐れ入りますが、
今日はこのあたりに致します。
お風邪など召されませんように(と書いていたら、既に風邪をひかれたご様子ですが)、
くれぐれもご自愛くださいませ。
では、ごきげんよう。
 本当に、数年前はオンリーイベントとかアニメとかアンソロなんてギャグのネタでしかなくて、『マリア様』でコミケの島ひとつ占拠というのも夢物語だったのですが……時代は変わりましたね。
2004.2.12 (New!)
 はじめまして、北原様。
ごきげんよう、と挨拶すべきでしょうか ^_^;

かなり前に、「小説大好き」のリストで『トゥス』のタイトルを見て興味をひかれました。言葉のひびきが、なんというかこう、耳にはりついたというか、そんな感じでした。言霊ですかね? そのうち腰を落ち着けて読もうと思ってブックマークに入れたままになっていたのですが、最近ようやく読むことができました。
とても素敵な物語だと思いました。つられて他の作品も続けて読んでしまいました。他の作品の感想はそちらのフォームから送りますので、こでは「トゥス」について。

美杜さんの不思議な雰囲気がとても好きですし、幸恵さんの語り口も丁寧で好きです。5章で、幸恵さんが「森の中に広がっていく」あたりの語りはとても美しく感じました。

素敵だったのは、3章終わり部分の「裸になる理由」です。かねてから、セックスとはそういうものだろうと思っていたので、強く共感しました。
ただ、この二人の場合、お互いを感じ合うだけではなく、それ以上のものを感じていそうです。最終章末尾について、「野外はどうか」という感想がありましたが、森の中で草の褥で、というのはこの二人にはふさわしいように感じてます。(下の方がちくちくするだろう、とかいうのはおいといて。)
 や。やっぱり、女子高生の初体験として『屋外』はどうかと思いますよ。
 その刺激がイイ……なんてのは、こう、もっと経験を積んでから言う科白かと(笑)。

美杜さんの踊りはどんなだろう、とか、どんな音楽で踊るんだろう、とか想像してます。本文中では音楽はありませんでしたが、アイヌの踊り/音楽ですよね? 時間があったらアイヌの文化について調べてみようと思ってます。
 美杜が口ずさむ曲は、恐らくは純粋なアイヌの音楽ではなく、それをベースに現代風にアレンジした物だと思います。
 実際に入手が容易な物としては、姫神の『神々の詩』などが近いイメージではないでしょうか。

およそまとまりのない文章ですが、まとまらせていたらいつまで経っても感想を送れないので、乱文にて失礼します。
素敵な物語をありがとうございました。




『トゥス』に対するご意見・ご感想をお待ちしています。
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