とゆ〜わけで、早くも『ウァレンティーヌスの贈り物』ネタの登場です。主人公が薔薇ファミリーでも蔦子さんでも三奈子さまでもないという異色の作品、いかがでしたでしょうか。
祥子さまのカードがどうして見つからなかったのか、これが私の仮説その一『温室少女真犯人説』です。ちなみにその二は『蔦子さん真犯人説』。だけどそれでは動機が不十分なんですよね。
いずれにしても、後編では真相が明らかになる可能性がありますので、この作品はそれまでの期間限定公開、ということになるのかな。
新刊ネタは、他にもいろいろアイディアがあります。今回は登場人物が多くて、しかもそれぞれが陰でこそこそと不審な行動(？)をしてますから、想像力を刺激されるんですよ。次に書きたいのは静嬢かな？ どうやって志摩子さんのカードを見つけたのか、そしてその時、どんなことを思ったのか。時間があれば書いてみたいですね。
『ウァレンティーヌスの贈り物』はホントよかったですね〜。祥子さまと祐巳の諍いのシーンなんて、涙なしには読めません。それにしても祥子さまって、ものすごいやきもち妬き。由乃さんといい勝負…というか、由乃さんみたいに感情をストレートに出さない分、たちが悪いかも(笑)。
ちなみに、今回一番心に残ったのは白薔薇さまの「あたしゃ、この温室ちょいと苦手なんだ」の台詞。一見なにげない台詞なんですけど、なにかこう、ぐっとこみ上げてくるものがありました。
そして今回一番の事件は、黄薔薇さまのフルネームが明らかになったことでしょう(笑)。これでもう名字ネタの４コマは描けなくなってしまったのが残念。
そういえば『ウァレンティーヌス』の後編は五月だそうです。楽しみですね〜。私としては、志摩子さんと静嬢のデートの話が読みたいのですが。
最後に、あとがき恒例の次回予告ですが…今のところまったくの未定です。仕事が忙しくて…。たぶん、『光の王国』の番外編だと思いますけど。
それでは、また次回作でお会いしましょう。
二○○○年三月 北原 樹恒
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創作館ふれ・ちせ
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