「サド!」
という、読者からの声が聞こえるような気がします。
ええ、もう、なんとでも言ってください。
なにも言い訳しませんから。
とゆ〜ことで、以下ネタバレ大爆発なので、本編を未読の方は読まないように。
さて、ようやく再開した本編第八話『レーナの御子』ですが、第三部の初っ端からこんな展開です。いいんでしょうか。
多くの読者が懸念していた奈子の妊娠疑惑、結局こうなりました。
『金色の瞳』公開直後から、この件に関するメールは何通も届いています。ネタバレなのでHPの『読者の声』には掲載しませんでしたが、この機会にいくつか紹介しましょう。
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『ところで、次回予告の「奈子の体に異変が…」の異変って、もしかして、「生理がこなくなる」だったりしません!? 杞憂であればよいのですが……。
もしそうであれば……エイシス殺せという意見大量増加確定!
あの初めての相手ではない(時期はずれだし)とすればこいつだけ(笑)。ついでに言うとおそらく僕も反エイシス派に移行する事でしょう(笑)。……って妊娠じゃなければ上の内容気にしなくていいです(笑)』
*
『ところで、「レーナの御子」次回予告について、ちと気になったのですが、「奈子の体には一つの変化が…」ってもしかして……
……ご懐妊?(爆)
違ってたら重々謝ります。でも、おいらの頭にはそんくらいしか浮かばなかったんです。これ読んで気を悪くした皆様、ゴメンナサイ。
ここからは独り言。
「だってなぁ、エイシスのあの性格上、出すときは外でなんて気遣いしそうにないし、この世界に『明るい家族○画』なんてありそうもないし、大体、今まで散々行き来してるんやからいまさら魔法の後遺症とかそんなネタはないやろしなぁ。本人よりも先に由維の方が先に気付くかどうかはともかくとして、それくらいしかないわなぁ?」
あんまり言ってるとどっからとも無く竜騎士の魔法が飛んできそうなので、今日はこのへんで…。』
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『最後に、少し下ネタになるんですけど、「金色の瞳」で、エイシスが避妊していたかどうかが心配。一度ならともかく、かなりやってたようだから、サドの北原さんなら妊娠させかねないかなっと思って。』
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『二点目はエイシスにやられまくった奈子の妊娠説(こっちが可能性高いと思う)
これなら由維が一発で判るという理由と、あれだけ毎晩やられてればなぁという思いから。
(…中略…)
確かに私としても「エイシス許すまじ!」ですが、私が手を出さなくても…(笑)。 まっ、それは冗談ですが、仮に奈子が身籠もったら、きっと生むんじゃなかろうかと思いまして。由維も最終的には許すんじゃないでしょうか(初めは猛反対するでしょうけど)
特に奈子の場合、命の重さを身にしみて知っていますから。
そうなると、奈子のことだから両親に全部話してコルシアで生むのではないかなぁと。「こっちの世界」じゃかなり無理があるし、両親や友達に迷惑を掛けるから良しとしなさそう。
…かなり「免罪符」的な考えですけどね(由維に言われそう)
もっとも、その子が「生きていられる」かは全くの別問題ですけどねぇ(鬼や私(汗))』
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う〜ん、子供が死ぬところまで当てた人がいるぞ。皆さん、私の性格を読んでいたようで(笑)。
でもホント、この展開に関してはいろいろと言いたいことがあるかと思います。私自身「いいのかな〜」と思いながら書いていたのですが…最終話までのつながりを考えると、どうしてもこのエピソードは外せませんでした。
今回、前半はすごくほのぼのしてるんですけどね。ほとんどコメディだし。
『金色』が前半からあんな展開だったので、今回はちょっとのんびりとした感じで始めてみました。第三部開始記念で、主要キャラをほとんど登場させたし。(今回出番がなかったのは、高品雄二と北原美樹くらいですかね? …って、クレインを忘れてた!)
そのせいか、当初考えていたよりもずっと長い話になってしまいました。まさかここまで伸びるとは…。なにしろ原稿用紙で四一五枚です。『金色の瞳』は前後編合わせても三八○枚なのに。
しかも今回は展開の都合上、前後編に分けられなかったのですけど、息切れせずに最後まで読めたでしょうか?
そういえば今回、長い割には『昔話』の比率が少ないですね。久々にレイナの出番があったので、私としては楽しめましたけど。
昔話が少ない分、由維の出番が増えています。特に今回は、つわりで自由に動けない奈子に代わって大活躍。ファージにまで襲われたりして、身体を張って見せ場を作ってくれます(笑)。
さらに今回はニューキャラも多いです。まず第一は本邦初公開の奈子の母親、美奈さん(年齢不詳)。性格は娘とよく似ています。外見は奈子よりも女らしいですけど。
そして今回は見せ場がなかったけど、レギュラー(予定)最年少「特殊な趣味」の読者向けキャラ(?)ユクフェ。次回はもう少し出番があるといいね。
それから作者のお気に入り、サイファーの妹エリシュエル。最初の案では『エンジェラン』という名前だったことはナイショ(笑)。闘い方はどちらかといえばフェイ・イェンですな。
昔話キャラとしては、ユウナ・ヴィの娘レイナ・ヴィと、フェイリアのご先祖様フェイシアが初登場。もともと、フェイリアよりもフェイシアの方が先できたキャラです。
おそらくシリーズ中一番の美少女リューリィ・リンは、皆さんお待ちかねの本編初登場。でもこの子、どんどん性格が凶暴になっていないか? 外伝『リューリィ・リン』の頃は可愛かったのにねぇ…(遠い目)。
あとは久々登場としてアルトゥルのサイファー、マイカラスのハルティ、アイミィ、ケイウェリがいます。ダルジィはホントにちょい役。危うく出番がないところでした。アイミィは宮上由貴さんのところで活躍しているから、本編ではこのくらいでいいよね?(笑)
そしてレギュラー化しそうなエイクサム。実は私、彼のことを忘れていて、危うくトゥラシごと消滅させるところでした(笑)。アルワライェのおかげ(?)で、忍法微塵隠れでトゥラシから逃げ出して難を逃れています。
アルワライェはご愁傷様。ただでさえ男性キャラの少ない作品なのに、さらに減っちゃいました。次回以降も男のニューキャラはこれといったヤツはいないしなぁ…。
そして、弟の復讐に燃える(のかなぁ?)アィアリス、次回以降の活躍が楽しみです。頑張って欲しいものです。なにしろ今、どう考えても主人公側の方が戦力多いですから(笑)。でも大丈夫、彼女には強い味方がいます。熱狂的なファンとでもいいますか。
…え? それは誰かって? 決まってるじゃないですか、私ですよ、わ・た・し。作者を味方に付ければほぼ無敵ですね(笑)。
あ、そういえば、晶さんと由奈は『光』は初登場かな? 『たたかう少女』と『月羽根』には登場済みだから、晶さんはシリーズもの全制覇ですね。さすが最古キャラ。でも主役にはなれないの(笑)。
この作品を書いているときのメインBGMは『光の王国・サウンドトラック』でした。そんなCDが存在するのかって? 作ったんですよ、自分で。今年の始め頃、PCを買い換えたついでにCD―Rも搭載したので。
とはいえ、私は作曲の才能などありませんので、手持ちのCDから『光』のイメージに合う、お気に入りの曲を集めたのです。
いや〜、素敵なCDに仕上がりましたよ。著作権の関係で一般公開できないのが残念なくらい。でも「どうしても聴いてみたい」って人がいるなら、なんらかの手段を講じますけど。
話は変わって、ここでちょっとしたクイズでもやりましょうか。
Q.「ファージのモデルとなったアニメキャラとは誰でしょう?」
ヒント? それを言ったらすぐにわかるからなぁ…とりあえず、ちょっと(かなり?)古い作品です。
厳密に言えば、正解は二人います。でも二人とも当てるのは多分不可能なので、一人だけでも正解としましょう。答えを思いついた方は、作品の感想メールの隅にでも書いて送ってください。正解しても別に賞品はありませんけど、第九話のあとがきでその栄誉を讃えさせていただきます(笑)。
感想メールといえば、一つお願いがあります。
小説の感想は、できれば『ふれ・ちせ』の掲示板ではなくて、kitsune@mb.infoweb.ne.jp宛のメールか、各作品ページの感想フォームで送ってください。どうしても、ってわけではないですが、そうしていただけると助かります。
それから、もしも感想を『読者の声』ページに掲載されたくないという方は、その旨書いておいてください。部分的にオフレコという場合もね。あと、基本的に『読者の声』は匿名にしてますけど、「いや、ぜひ俺の(私の)名前を出してくれ! HPも持ってるから宣伝して!」という方は、これまたその旨明記しておいてください。
ところで、フォームで感想を送ってくれた方で、たまにメールアドレスが間違っている場合があります。返事のメールを出しても、エラーになってしまうという…。こうなるとこちらからは連絡の取りようがありませんので、返事がなくてもご了承ください。
ああそれと、お願いついでにもう一つ。
『楽園』(旧エンターテイメント小説連合)のランキングで、殿堂入りの基準がこれまでの百票から三百票に引き上げられました。
「よし、私の手で『光』を再殿堂入りさせてやろう!」という方がおりましたら、ぜひ投票をお願いします(笑)。投票は『エンターテイメント小説連合』(http://novel.pekori.to/main.html)のファンタジーのランキングページか、旧殿堂入り作品の紹介ページ(http://novel.pekori.to/dendo/604.html)から。
では最後に、これからの予定をお話ししておきましょうか。
『光』の本編は、あまり間を開けずに次に取りかかります。年内に第九話『黒剣の王』の公開にこぎ着けたいところ。でもこの話、まだ細部がまとまっていない部分が多い。一つだけはっきりしているのは、また「サド」とゆ〜声が聞こえてくるということです(笑)。
そして…以前からちらちらと漏らしてはいましたが、そろそろはっきりと言っちゃいましょう。その次の第十話『光の王国』は、本編最終話になります。つまり、奈子&由維の冒険も残すところあと二話。
そしてこの二話は、どちらかといえばひとまとまりの前後編みたいな展開になると思います。次回から、物語はいよいよクライマックスへ。お楽しみに。
間に番外編やインタルードが入るかどうかはまだ未定です。書くとしたら八話と九話の間かな。前述の通り、九話と十話は話がつながっているので、多分コメディを入れる余裕はないでしょう。
では、また、次回作でお会いしましょう。
二○○○年五月 北原樹恒
kitsune@mb.infoweb.ne.jp
創作館ふれ・ちせ
http://plaza4.mbn.or.jp/~kamuychep/chiron/
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