光の王国8 レーナの御子 2000年5月 


あなたが傍にいてくれるなら、他に何もいらない――

並の騎士をはるかに凌駕する戦闘能力と、他人を傷つけることを望まない心。
そのふたつを併せ持つ矛盾。
だから、由維が必要だった。
由維を護るため…という大義名分さえあれば、屍の山を築くことだってできる。

奈子自身には、自覚はなかったかもしれない。
しかし、由維を「向こう」へ連れていったのには、そんな理由があった。
ソレアやファージは、そして由維は、そのことに気付いていた。

新しい出会い。
楽しいひととき。
しかし平和な時間は長くは続かない。
奈子の身体に現れた変化には、本人よりも先に由維が気付いていた。

いよいよ第三部開始。シリーズ最長の問題作!

序章. 北都の女王 〜王国時代末期〜
第一章.母、帰る
第二章.殺意の女神
第三章.美しき戦士たち
第四章.リトル・ウィッチ
第五章.アール・ファーラーナ
第六章.あたしの中の…
第七章.戦闘人形
第八章.流血の女神
終章. 新しい生命
あとがき


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