カオリさん。最近連絡がありませんけど、お元気ですか? あなたからいただく感想が、一番の心の支えでした。
志郎さん。ずっと、心のライバルでした。「美少女活劇」というジャンルとの出会いによって『光の王国』はここまでこれました。
犀崎大洋さん。『悦楽書庫』のリンクページでベタ褒めしていただいたことがきっかけで、『ふれ・ちせ』の来客数が飛躍的に伸びました。
宮上由貴さん。素晴らしい二次創作をありがとうございます。アイミィやケイウェリのキャラクターは、宮上さんの作品に負うところが大です。
猫間れんさん、YUKIさん、ヒロつんさん。素敵なCGをありがとうございます。そしてヒロつんさん、エイシス死なせてしまいました。ごめんなさい!
それから、これまで『光の王国』を応援してくださった皆さん――
ミミンさん。りょうとさん。琴さん。
EIPECさん。こばやしがらんさん。tonma7さん。
LUNAさん。ねこざさん。西部さん。
大山さん。特急さん。のりっちさん。
Haidさん。SAKOさん。鹿之助さん。
えりかさん。増田さん。菊地さん。
Nedhiさん。早川柚流さん。リリカルリリィさん。
YUYUさん。Melt★さん。須美さん。
TNT NETWORKさん。サイキョー流師範さん。S・Bさん。
壬生まことさん。ラーズさん。とびかげさん。
さおりさん。べあさん。ろにあさん。
hydeさん。緋陰光輝さん。たろうさん。
島風那智さん。副長さん。K―Takeさん。
KAZさん。てらぽんさん。ようこさん。
烏さん。おちゃわんさん。テトピーマスターさん。
桧佐さん。Touracomさん。misatoさん。
藤志さん。みかんさん。藤津さん。
昌哲さん。yayuさん。芭琉さん。
祐太朗さん。AKIさん。ルーアさん。
こぎとさん。ときめき・ぼーずさん。帆風さん。
G.Mさん。COCOさん。文月夕さん。
りゅうさん。めあさん。友紀さん。
NaO.さん。佐藤さん。HanSangikさん。
ヒィさん。零度さん。まきさん。
ぽんさん。ノームさん。春四音さん。
蛇之介さん。あすたーさん。わつぃさん。
Croutonさん。mastさん。香川朋宏さん。
みきねさん。ぎやみんさん。めかさん。
ひろきさん。OJさん。SEEKさん。
葉月涼さん。おきとさん。セーレさん。
工藤さん。融合さん。鈴木さん。
NKさん。yonedaさん。秕麻沙弥さん。
うに丸さん。坪井さん。たつおーさん。
Mizuさん。トモヒロさん。オジオンさん。
eartherさん。中嶋さん。山崎さん。
藤平さん。カメさん。霧生さん。
はるちゃんさん。あおいけいさん。たかたかさん。
堂本さん。福田さん。kaz―tさん。
慎さん。初投稿さん。takaさん。
YOSIさん。Yousuke.Yanoさん。YOUさん。
王累総さん。kintaさん。LUNAさん。
nyoさん。中川さん。hiro0903さん。
クラゲさん。長瀬さん。NNさん。
Goriさん。shinさん。カミナシさん。
湖空海流さん。千桜路さん。mamuruさん。
水の森るきさん。NARUさん。imonoyamaさん。
石井さん。零さん。NAOさん。
zeroさん。Cyphisさん。IRIRI―LUさん。
パンドラ事眞吾さん。悠さん。珊瑚さん。
yasさん。NoRさん。コウヘイさん。
ROさん。そろりさん。TakashiHaradaさん。
tk―fさん。朧豆腐さん。SCDさん。
まさぽんさん。紅夜叉さん。角張さん。
にっくるさん。FSさん。杉浦さん。
水凪さん。水珠さん。志麻ケイイチさん。
亜斗さん。風間さん。いとのこさん。
朝日奈りおんさん。ピエトロ(ユイ)さん。Hatenaさん。
――以上、現時点(二○○一年四月十二日)までに、『光』に関する感想やメールをくださった方、二○○○年春に行ったキャラクター人気投票で『光』キャラに投票してくださった方、CD―ROMの仮申込をしてくださった方。
(ここに挙げたのは、現在私が確認できる分だけです。もしも漏れがありましたらお詫びいたします)
そして最後に、ここに挙げた以外の、今まで『光の王国』を読んでくれた皆さん。
大勢の読者の応援のおかげで、ようやく『光の王国』を完結させることができました。
執筆四年、全十話。総量はファンタジア文庫換算で十冊分以上になります。読んでくれる人がいなければ、これだけの大作を書き上げることは不可能だったでしょう。
本当に、ありがとうございました。
奈子は優しい笑みを浮かべて、今はもういない、大切な友人の名をささやいた。
この、最後の一文を思いついたのは、いったいいつのことだったでしょうか。
おそらく、もう二年以上前になると思います。
この作品は回を重ねるごとに長くなり、第七話『金色の瞳』以降は一話あたり文庫一〜二冊分というオンライン小説にあるまじき長さになりましたが、それでも最後まで挫けずに書いてこれたのは、この一文を書きたいという強い想いがあったからです。
実際にこの文章を書いた時には、涙が出ました。やっぱり、この作品には特別な思い入れがあります。なにしろ『光』の四年間の歴史は、そのままキタハラの歴史ですから。
ご存じの方も多いとは思いますが、第一話『異界の戦士』は、私が初めて書いたまともな(?)小説です。
それから四年。途中『西十八丁目の魔女』『たたかう少女』『月羽根の少女』そして『笙子がいた夏』と色々な作品を書いてきましたが、やっぱり代表作を一つ挙げるとすれば、この『光の王国』おいて他にないでしょう。
この作品には、キタハラが物書きとして成長してきた(?)足跡が、すべて記されているはずです。
四年……長いですねぇ。四年といえば、中学受験でリリアンに入学した女の子が、高等部で妹を持つようになるくらいの年月ですから(笑)。
それにしても、『光』をどうやって終わらせるかというのは難しい問題でした。
ラストまでのおおよその道筋が出来上がったのが『黄昏の堕天使』の執筆中で、その後何度も小さな軌道修正を繰り返しながら、ようやくここにたどり着いたんです。
ナコユイが二人とも死ぬパターン。どちらかが生き残るパターン。向こうで一生を送るパターン。元の世界に帰ってくるパターン。いろいろ考えた末、結局、一番救いがある(と思われる)パターンに落ち着きました。やっぱり、なんだかんだ言っても最後はハッピーエンドがいいな、と。
そういえば、かなり気に入っていたけど結局没にした案として「ノーシルは実は、遠い未来の地球の姿だった」というのがあります。そして奈子は、エモン・レーナの遠い祖先だった、と。
だけどこの案を採用すると、最終章でものすごくふざけたオチが目に浮かぶんですよ。二人で旅に出た奈子と由維が、半分砂に埋まった自由の女神を見つけて「ここは地球だったんだ!」と愕然とするという……(爆)。なこまんがのネタにはいいかもしれませんけどね。
結局最後は奈子と由維がくっついて、百合作家としての面目を保ったわけですが、これについては読者の意見は様々でしょう。
ナコユイ派が一番多いけど、奈子×ファージ派というのもいるし、普通の感性の方々はやっぱり奈子×エイシス派と奈子×ハルティ派が多い。
実は、ハルティやエイシスのキャラを考えた当時は、奈子がハルティと、由唯がエイシスとくっつくはずでした。どこで道を踏み外したやら(笑)。
だけど絶対、このラストの方がいいですよね。他の皆さんも、収まるべきところに収まったようですし。
ダルジィ×ケイウェリを推す方もいましたけど、私としてはダルジィには、ハルティと幸せになってもらいたかった。ケイウェリって誰と結婚しても幸せになりそうですから。
エイシスファンの女性読者(推定で女性読者の九十九%)には、悪いことをしたと思います。だけど、やっぱりこうなっちゃうんですよ。
そういえば以前、カオリさんが言ってました。「主人公かばって真っ先に死にそうなタイプ」と。まったくもってその通りです。
読者の皆さんも、リューリィの懐妊が判明した段階で「エイシスは死ぬ」と感じたのではないでしょうか。このタイプのキャラは大抵、子供が出てくると自分は死んでしまいますから。『銀英伝』のシェーンコップとかね(笑)。
九話であれだけ主要キャラを殺していながら、最終話の死人は(味方では)エイシスだけ。意外と少ないでしょう?
ナコユイはもちろん、ソレア、ダルジィ、ケイウェリ、サイファー、ハルティあたりはかなり危なかったんですけどね。いつ、書く手が滑って殺してしまうか、と作者もヒヤヒヤしてました。(いや、ナコユイは一度死んでるんですけど)
だけど、最終話で主役を殺して終わりってのは、すごく楽なんですよ。誰にでも書けるし、そこそこ感動的になるし。
でも、九話であれだけ殺した以上、最終話ではあまり殺したくありませんでした。というか、殺せるキャラは九話でほとんど殺してしまったといいますか。
ソレアは、今後もナコユイを補佐してもらわなきゃならないし。
ハルティの腕の中でダルジィが息を引き取る、というのはすごく感動的かもしれないけど、やっぱり可哀想だし。逆にハルティが死んだらダルジィが可哀想すぎるし。
……ということで、死人は必要最小限にしようと思ったんですよ。エイシスだけはご勘弁。
しかし……考えてみると、リューリィって可哀想な人生ですねぇ。せめてこれからは、エイシス似の息子と幸せに暮らして欲しいものです。息子にしてみれば、母親に似た方が幸せかもしれませんが(笑)。
この話題が出たついでに、主要キャラたちがこの後どうなるかについて簡単に紹介しよう……かと思ったのですが、やっぱり止めときます。各自ご自由に想像してください。そのうち気が向いたら、番外編とか書くかもしれませんし。
それではここでお知らせ。
以前から言っていた通り、『光の王国』全話を収録したCD―ROMを制作します。
が、詳しい案内ができるのはもう少し先です。これから、四話以降の書き直し作業を始めなければなりませんし。
発売は今年秋を予定。詳細は随時『ふれ・ちせ』内でご案内します。
次に恒例の、そして最後のお願いです。
この作品は『エンターテイメント小説連合』のランキングに参加しています。「面白かった」という方は、ぜひぜひ投票してやってください。『光の王国』が得票数を伸ばす機会もこれで最後かもしれませんから、よろしくお願いします。
投票は次のいずれかのページから行えます。
●殿堂入り小説の紹介ページ
(http://novel.pekori.to/dendo/604.html)
●小説連合トップページ
(http://novel.pekori.to/main.htmlから、キーワード「光の王国」でオンライン小説を検索する)
お願いがもう一つ……。
これまで『光の王国』を楽しく読んでくださった皆さんからの感想、お待ちしています。
この最終話に対するもの、シリーズ全体に対するもの。『光の王国』を読んできて思ったこと感じたこと。
メール(kitsune@nifty.com)または感想フォーム(http://plaza4.mbn.or.jp/~kamuychep/mila/voice.html)でお送りください。掲示板にネタバレ感想を書くのはご遠慮願います。
これまで一度も感想等を送っていなかった方も、最後ですからこの機会にぜひ。
ただし、自分が期待したエンディングと違うからって文句言うのはナシね(笑)。今さら文句言われても直せませんし。
さて、書きたいことはまだいくらでもあるのですが……。詳しい解説とか、制作裏話とかね。
しかし名残惜しいですけど、そろそろ終わりにしましょう。
最後にもう一度。
これまで『光の王国』を読んでくださった皆さん、長い間本当にありがとうございました。
そして、これからも『創作館ふれ・ちせ』と北原樹恒をよろしくお願いいたします。
二○○一年四月 北原樹恒
kitsune@nifty.com
創作館ふれ・ちせ
http://plaza4.mbn.or.jp/~kamuychep/chiron/
『光の王国』公式サイト
http://plaza4.mbn.or.jp/~kamuychep/mila/
本編1 異界の戦士
本編2 復讐の序曲
本編3 黄昏の堕天使
幕間劇1 わたしだけ
本編4 レイナの剣
幕間劇2 チョコレート娘
外伝1 リューリィ・リン
本編5 ファ・ラーナの聖墓
番外編1 殺意の女神
本編6 銀砂の戦姫
幕間劇3 ファースト・キス
幕間劇4 いばらの森
本編7 金色の瞳(前編)
幕間劇5 眠れない夜のために
本編7 金色の瞳(後編)
番外編2 殺意の女神たち
本編8 レーナの御子
幕間劇6 ふたつのこころ
幕間劇7 ウァレンティーヌスの贈り物
本編9 黒剣の王
最終話 生まれ来る者たちへ
宇宙との連帯
コスモス
コンタクト
惑星へ
遙かな記憶
――カール・セーガン
驚異の小宇宙 人体
生命 〜四十億年はるかな旅〜
いきもの地球紀行
――NHK
平行植物
――レオ・レオーニ
ワンダフル・ライフ
――スティーヴン・ジェイ・グールド
図解雑学 ウィルス
――児玉浩憲
ウィルスがわかる
――清水文七
2001年宇宙の旅
2010年宇宙の旅
2061年宇宙の旅
宇宙のランデヴー
都市と星
火星の砂
――アーサー・C・クラーク
狂気の山脈にて
――ハワード・フィリップ・ラヴクラフト
慟哭の谷
――木村盛武
アイヌ語辞典
――菅野茂
地名アイヌ語小辞典
アイヌ語入門
――知里真志保
アイヌ植物誌
――福岡イト子
アイヌ神謡集
――知里幸恵
沈黙の艦隊
――かわぐちかいじ
うしおととら
――藤田和日郎
アート・オブ・ドラゴンズへヴン
――小林誠
ファイブスター物語
――永野護
ソードワールドRPG
――グループSNE
電脳戦機バーチャロン
バーチャロン・オラトリオ・タングラム
――SEGA
マリア様がみてる・いばらの森
マリア様がみてる・ウァレンティーヌスの贈り物
――今野緒雪
AQUARIUM
――須藤真澄
那由他
ダークグリーン
――佐々木淳子
ファイアスターター
――スティーヴン・キング
ルイス・キャロル詩集
不思議の国のアリス
鏡の国のアリス
――ルイス・キャロル
光の王国
――吉良知彦・作曲
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