本編が来年までおあずけ、ということで、『光』の新作を待ちこがれている読者のために、番外編をお届けします。
『金色の瞳』の後日談ですが、ある意味『リューリィ・リン』の後日談的な意味合いもあります。そういえば、リューリィの登場はずいぶんと久しぶり。
この作品は、『金色の瞳』の後に、愛読者の一人から頂いたご意見をヒントに思いついたものです。
『インタルードで、ファージ×エイシスなんてどうですか? 「あんた、奈子に何したのよ!」なんて、結構激しいケンカ(漫才か?)できるかも』――と。
インタルードは原則として「奈子×由維」の物語なので、番外編でやってみました。フェイリアやリューも登場させたところ、ファージとエイシスのどつき漫才ではなく、ただただエイシスが袋叩きにされる話になってしまいましたが。
本編や外伝ではそれなりにカッコイイところもあって、女性読者を中心に人気の高いエイシスですが、今回はひたすらやられ役。フェイリアやリューリィに対しては頭が上がらないんですよね、この人。なんとゆ〜か…私的には「ざま〜みろ!」って感じ?(笑)
ところで今回、奈子が登場しません。このとき彼女がなにをしていたかというと…、多分、家で由維とじゃれ合っていたのでしょう。
そういえば、最初の構想ではハルティ様も登場させようかと思っていたんですよ。でも彼の場合、話を聞いたらマジギレしてしまいそうだから(笑)。ここでエイシスが殺されてしまうと、第八話以降の展開に支障が出ますからね〜。
では最後にこれからの予定ですが…
相変わらず未定。
『光』の本編はまだまだ先だし、それ以外の長編も今のところ予定なし。そのうち、インタルードを書くかもしれませんが。
それでは、次回作は気長にお待ちください。
一九九九年九月 北原樹恒
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