▲▽▲ 読者の声 ▲▽▲

Last update : 2001.06.28

※ネタバレ注意
※下のものほど新しくなっています。

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2001.6.13
最終話ということで初めて、メールを送りたいと思います。

思い起こせば私が光の王国を知ったのは去年の初夏(ちょうど今ぐらい)だったと思います。卒論からの逃避行の途中にこのページをみつけ、2日間くらいかけてその時にのってた全話を読み倒したことが思い出されます。
あまり、ファンタジーのお話は読んだことがなかったのですが、しっかりした世界観や登場人物にあっさり私は魅了され、大学や家で暇を見つけては次の話がアップされてないか、チェックしてましたね。

最終話も一気に読んでしまいました。(9が痛々しかったので)最後はハッピーエンドでホッとしました。これだけ長いことこの話を書いた北原さん、本当におつかれさまでした。また最初から読み直したいと思っています。これからもいろいろな小説を書きつづけてくださいね。

余談になりますが、これだけ百合な話を読んだのはこれが初めてだったのですが(私は女のため)、それほど違和感なく読めました。確かにエッチな話も多々ありましたが、あそこまでラブラブだとほほえましいですね。
>これだけ百合な話を読んだのはこれが初めてだったのですが(私は女のため)
現在、百合は一般に昔の「S」の意味で用いられてますので、むしろ女性向けという気もするんですけどね。

余談ですけど、私は一般に「女性向け」と言われるジャンル、いわゆるボーイズラブ系についてちょっと疑問を感じます。
どうしてあれを「女性向け」と断るのでしょう?
百合物好きの女性も多いように、ボーイズ物好きの男性もいるかもしれないじゃないですか。(あまり、お近づきにはなりたくないですけど(笑))
そもそも、『さぶ』も『薔薇族』も男性向け雑誌なんですし(笑)。

2001.6.13
6月10日の正午一分前辺りに読み終わりました。
(実はこの後大量のレポートを一気に仕上げなければいけないと言うのは秘密(言ってるって(爆)))
(↑結局一部出来上がらなかったりして。(13日追記))
いくらか前のから読んで慣らそうと、直前に金色の瞳前編から読み直しました(笑)。
そのため、7〜8時間位はかかりました(爆)。

涙はあんまり出ませんでしたが、そのかわり胸の中にジーンと来てます。
じわじわ来てます。
溜息吐きまくりです。
余韻に浸ってたらレポート手につかなくなりそうでピンチです(爆)。
つい2.3ヶ月ほど前に初めてプレイしたKanonの時もこんな感じでした。(遅)
……光の王国もADVとかのゲーム形式できないかなぁ(笑)。
音楽等のエフェクトがある分、もの凄いものになるでしょうし。
感動で再起不能になる人出たりして(笑)。
冗談ではなく本気で(爆)。

それじゃ、本題の中身の感想行きますね。
1/3位は予想通り、ですね。
ええ、魔法を消滅させるという事に関しては(笑)。
ですが、どうやるのかはわかりませんでした。
まさかお月様壊すとは思わなかったです(爆)。
確かに伏線はありましたね……ソレアさんの講義で(笑)。
あと、レイナの記憶と意志が〜っていうのも予想通りですね。
……これじゃ1/4位だってば(滅)。

そういえば、二番驚いたのは序章の「天と地の狭間で」のあの2人の正体でしょうか。
「ファルは既に登場している」とは読者感想の返事かどこかで見ましたが、全然想像さえもできませんでした(笑)。
最終話の後だと思ってたから、「最終話は大戦争でも起こして人類絶滅か!」とか考えてた(爆)。
でも、そんな事になる理由が思いつかなかったんですよね……後じゃなくて前だったとは(笑)。
ファル、確かに登場していましたね(^^;。

また、色々ありましたが、今回ある意味最大の山場は……念願のあのシーンですねっ!
奈子と由維のHシーン(爆)。
百合なハッピーエンドって言ってたし、絶対あるとは思ってましたが、遂に来た(笑)。
これまでで間違いなく一番長いです(笑)。
方々でなんだかんだ言われてるのも納得の内容ですね(笑)。

んじゃ……あのメッセージの内容と、クライマックスの感想いきますか。
メッセージの内容は、予想通りだったり意外だったりしました。
実は歴史はともかく年代は苦手なので(笑)、時代の空きとか把握できてなかったりします。
ですが、それでも魔法がない前は機械文明だったというのはちょっと意外。
あと、お月様についても(笑)。
そういや黒剣の王かレーナの御子だったか、詞が有りましたね。
月の女神が独りぼっちなのを哀れに思い、人は太陽神に訴えて妹を三人頂いた。
しかし、それが争いを生み、ついには末の妹が全てを滅ぼした。
場面からして重要な意味が有るなとは思ってましたが、結局は読み流してました。
が、こう来るとは気づけなかったりして。

そして、クライマックス。
……エイシス死んじゃいましたな(汗)。
まぁた女性読者から恨み買っちゃって……剃刀の刃でも送りつけられたらどうするんですか(爆)。
奈子と由維の方は「あの状況でも絶対生き延びる!」と信じてましたが、それでもちゃんと生き延びると嬉しいものがありますね。(正確には一回死んでますが(笑))
でも、エイシスも生き残ると思ってたんだけど……(爆)。
……これから(既に)言葉の刃が大量に直撃する事が予想されますが、どうか気を強く持って下さいね(核)。

……と、まあそれは置いといて。
アィアリス……更に壊れましたな(爆)。
友達を殺すのは〜って、ヤバイってば(汗)。
あ、でもこの後の最後の決戦は個人的にすごくお気に入りです。
黒の剣で貫かれてる状態で放った水冥衝……(^^)。
倒すなら向こうの世界の武器である無銘の剣等ではなくこっちの世界の武器であるあれとは思いました。
向こうの世界の事で終わってしまわないためにも、と考えると締めはやっぱりあれかなと。
(実質のトドメはその直後の頭部への衝でしたが。)
いや、こう思ったのは読んでてアィアリスが遺跡に突入した辺りなんですが(爆)。

そして、エンディング。
発射が変な具合に作用して元の方の世界に強制送還されたのかなって思いましたが……。
……予想外のそのまた予想外(爆)。
これが一番驚いた事ですね(笑)。
今回、驚きっぱなしだ自分(笑爆)。
あーなるとは思いませんでした。
アイミィがケイウェリとくっついたのも驚いたし(笑)。
エイシス関連以外はほんと完全なハッピーエンドですな。
ラストシーンはジーーーー………………ンって来ました。

そういや、由維が言ってた「……を、……して、……に……するんだって」って、モロに書くとその一文で18禁になるというから……。
ファンタジー系18禁小説でたまにみかける一時的にふたなりになるというやつですか?(爆)

……感動は強くてもどう表せばいいのかわからず半ば垂れ流しです(汗)。
ちょっと見苦しいかな。

そうそう、光の王国全体の感想を忘れるところでした。
……ほんと、女性陣痛い目遭いまくりの小説ですね(爆)。
向こうの世界の人で痛い目に遭ってないのなんて……エリシュエルとアイミィとリューリィ位かな。
他は昔の&昔から生きてる人(ファージとソレアとフェイリア除く)も痛い目あってないか。
痛みを感じる間もなく死亡という意味ではあと一名思い当たるが死に様酷かったので除く。
……多いような少ないような(笑)。

また、作者がサドと言われるほどの(笑)その作風ですが……。
暗い部分も濃いけど、それが明るい場面を圧倒してはいない、良い感じのバランスだと思います。
ラストはハッピーエンドでも暗い部分の描写が強烈で後を引いてる小説とか見かけますが、光の王国の場合、描写は強烈だと思うのになぜか後を引きません。
……いや、後を引くけどエンディングには響かないんですよね。
なんでだろ?

で、なんといっても百合でHと(爆)。
最初の内はともかく、後の方になるに連れてどんどん過激になっていきましたな(笑)。
そうそう、僕のこういうのに対する偏見が無くなったのは光の王国のおかげだったりします(爆)。
ありがとうございます(笑)。
(……引きずり込まれたと言うのかも(爆))

全体としてはライトファンタジーではあっても、ハードではあると感じました(笑)。
異世界乱入型はコミカル色の強いものになる事が多いのですが、光の王国の場合……
重いです(爆)。
痛いです(涙)。
特に奈子の場合、心に刃突き刺して抉られてます……きついです(汗)。
でも、間違いなくそれが魅力となっています。
頑張ったり、泣いたり、決意したり、へこんだり、悲しんだり……心壊れかけたり。
……サドって言われるのは間違ってないと思う(爆)。
そして、壮大な物語。
お月様落としちゃうなんて思いませんでした。
凄い小説だと思います。


では、最後に……4年間どうもお疲れさまでした!
僕が読み始めたのは……ファ・ラーナ聖墓の辺りでしたっけ。
それで、確か最初に感想を出したのが金色の瞳前編の頃かな?
はっきりとは覚えていませんが、どちらにせよ2年以上前といった所です。
……長いもんです。
それでも、4年からすれば短いものですが。
サイトを閉じようと思った事は何度も有ると以前からこぼしていましたし、最近は一度そうなりました。
ですが、やはりファンとしては今後も続けて欲しいと思います。
アマチュアでもプロでも、ネットでも書籍販売でも構いませんから(笑)。

光の王国という小説に出逢えて、本当に良かったと思います。
なにせ、その感動で小説家という夢が再び燻り始めた程です(爆)。
今となっては既に燃え始めています(笑)。
大長編を書き上げた北原さんには尊敬の念が入ってるほどです(笑)。

それでは、これからもよろしくお願いします。
>光の王国もADVとかのゲーム形式できないかなぁ
以前誰か、「恋愛シミュレーション」と言っていた方がいたような……。
どちらかというと、「18禁美少女ものエロゲー」になりそうな気もしますが(笑)。

>音楽等のエフェクトがある分、もの凄いものになるでしょうし。
アニメが一番面白そうな気がします。しかしこれも、18禁美少女もの(以下略)

>「最終話は大戦争でも起こして人類絶滅か!」
序章のあれを、最終話後の話だと思っていた読者が多いようです。
前文明のエピソードだと当てた方は、今のところ一人もいないはず。

>念願のあのシーン
ラストまでしなくてもいいかな〜とも思ったのですが、やっぱり……ねぇ?
皆さん、期待していたようですし。

>まぁた女性読者から恨み買っちゃって
まあねぇ……私としては、できるだけ女性読者の期待は裏切りたくないのですが(笑)、こればかりは仕方がありません。

>一時的にふたなりに
私、ふたなりモノって大嫌いです。
あれは、百合に対する冒涜以外の何物でもありません。

>女性陣痛い目遭いまくり
やっぱり、女の子をいじめる方が萌えるというか……(笑)。
ヤローをいじめても面白くないし。

>向こうの世界の人で痛い目に遭ってないのなんて……エリシュエルとアイミィとリューリィ位かな。
>他は昔の&昔から生きてる人(ファージとソレアとフェイリア除く)も痛い目あってないか。

エルとアイミィはともかく、リューリィは色々とひどい目に遭ってるでしょう。
昔の人たちも、クレインだってユウナだってレイナだって、いろいろとあったんですよ。
諸々の都合で、詳しくは書けませんでしたが。

>こういうのに対する偏見が無くなった
今やすっかり、百合の普及に務める立場になってますもんね(笑)。

>ライトファンタジーではあっても、ハードではあると
コミカルな部分はあっても、根っこに一本芯の通ったハードさがあることで、作品全体が締まりのあるものになるのではないでしょうか。

2001.6.13
はじめまして。
いきなりですが、『光の王国』完結おめでとうございます!!
今回ついに完結ということで、今まで送ろうと思いつつ送れなかった「感想」というモノを送らせていただきます。


思い起こせば2年半程前、偶然立ち寄ったのがきっかけで読みはじめた『光の王国』。
それまでは「オンライン小説?どうせシロートさんのものだから、、、」などと余裕をぶっこいていたわたしに巨大隕石衝突並みの衝撃をあたえてくれたのがこの作品でした。
『光』と出会って以降すっかりオンライン小説マニアと化してしまったわたしはこれまで相当数の作品を読んだのですが、『光の王国』を超える作品には未だ出会ってません。

なにがいいって、とにかくキャラクターがいいんですよね。主役も脇役も全部。
まあ、こんなことは他の読者の方もさんざん言っているでしょうけど、それでも私は言いたい。(笑)
『光の王国』にかぎらず、ふれ・ちれの作品は全てのキャラクターがイイ!
多少えっちシーンがはずかしくても、格闘シーンをイメージするのが大変でも、そんなことはまったく問題ないです。はい。(ちなみに20代・女です)

そして、今回の最終話。なんか壮大でしたねー。まさか月を破壊するとは(笑)。
結構な回数読み返してたつもりなのですが、やはりラストの展開は読めませんでした。
いや、魔法を世界からなくすというのは考えてたんですけど。
でも、改めて見てみるとちゃんとソレアさんが講議の時に『月の重力が源』みたいなこと言ってますよね。う〜ん、そこかしこに細かい伏線が、、、(笑)
当分読み返して楽しめそうですね。

あんまり長々書いても悪いので、後1つだけ。
皆さんそれぞれ「ツボ」があるようですが、私のツボはズバリ「異世界、剣と魔法、美少女、アイヌ」です。なぜか好きなんですよねー、アイヌっぽさが。自分がほんの少しですがアイヌの血を引いてるかもしれない(?)という事もあって、大学でその手のの文献あさった時もあるのですが、ここ数年はすっかり忘れ去っていました。こでもんな形でアイヌの言葉の響きを感じられてうれしかったです。


他の多くの読者と同様、これからの私の楽しみは「外伝いつでるのかな〜?」ということです。
これほどまでの「世界」をこのまま放っておく手はないですよね?(これって脅迫?)
何年先でもかまわないので、いつか、かならず、きっと、書いて下さい!


追伸:あの〜、その〜、光の王国に触発されまくってCGなんて書いてみたのですが、、、
送ってもイイデスカ?
もし「お便り等が多くてそんなもん処理しきれんワイ!」という状態でしたら送りませんので、大丈夫かそうで無いかだけでもお返事いただけれは幸いです。
>キャラクターがイイ
私は基本的に、萌えるキャラクターがいない作品は書きませんから。
どんなに凝った設定、意外なアイディアよりも、ライトノベルにおいては思い入れのできるキャラが重要だ、と思ってます。

>魔法を世界からなくすというのは考えてた
これは、けっこう読んでいた人が多いみたいですね。
まあ、その辺の伏線は『レイナの剣』で既に書かれていますから。

>私のツボはズバリ「異世界、剣と魔法、美少女、アイヌ」
ほとんど、私と同じですね。
私の場合、これら+「百合」ですけど(笑)。
異世界乱入は、物語の導入部で異世界に迷い込んで、ラストで無事に帰ってくるような展開よりも、何度も「こちら」と「向こう」を行き来するような設定の方が好きです。
「日常の中の非日常」とでも言うんでしょうか。 普段は見過ごしているような路地に入ってみたら、異世界に迷い込んでいた……みたいな。
『光』に限らず、『たた少』『月羽根』『西18丁目』、そして『みそさざい』シリーズと、私の作品はほとんどの根底にある設定です。

>外伝
いつか、そのうち……きっと。
年内には、短編を2〜3編公開できると思うのですが。

>送ってもイイデスカ?
『光』に限らずキタハラ作品のCGや2次創作は、作品やキャラに対する愛情の感じられるものであれば、どんなものでも大歓迎です。
どうぞ遠慮なくお送りください。
ええ、他の方々もぜひ(と、さり気なく催促(笑))。
…とゆ〜ことで、今回頂いた素晴らしいCGはこちら

2001.6.13
「光の王国」完結,おめでとうございます。
拙い文章ですが,御一読していただけると幸いです。
正直言いまして,ここまで長いオンライン小説は知りません。しかし,読み応えがありました。とりあえず今は,頭の中がパンク状態です。
本当なら,もう少し頭の中を整理してから書けばいいのでしょうが,読んだ直後の余韻に浸りながら書かせてもらってます。
私がこの作品を知ったのは,小説連合で殿堂入り作品を見ていたときでした。百合系は苦手だったので,抵抗はありましたが,読んでいくとどんどん引き込まれ,結局のめりこんでしまいました。
最初から最後まで,物語の中に一本太い筋が入ってて,読んでいても違和感や矛盾を感じることも無く,組み立てたストーリーに肉付けしていった作品,といった印象でした。
最終話で全ての謎が解明され,すっきりしました。今までの話の中で,随分と意味深な物言いとかストーリー展開とかがあったので,かなり溜まっていた部分もありましたが,これで開放された,といったところでしょうか。最後はハッピーエンドですし。
途中,もしかしてこのまま大多数のキャラが死んでしまうのかな,と思ったりもしました。展開が展開ですし,いくら前作のあとがきがあるからといっても,あの状況なら仕方が無いかな,と勝手に考えたりしていました。結果は想像以上に生き残ってましたけど。
ナコとアリスの対決,最後のシーンで,やっぱりナコはナコなんだな,と妙な関心をしてしまいました。最後は剣ではなくて,自分の手で終らしたところは,なんとも言い難い感じでした。敵討ちをした後は随分と苦しみ,町をひとつ消滅させた後でも苦しんでいたのに,それでも命を奪うのか,と思うと,後はもう言葉が続かなくなります。自分のしたことを最後まで見届ける。この勇気もすごいですね。後悔することなく正面から受け止める。小説の中のことだから,といっても,私には到底真似できません。自分のしたことでも,おそらく私は逃げるでしょう。後が怖いですから。そういった意味で,その強さには憧れます。
色々とまとまりの無いことを書いて申し訳ありませんが,最後に。光の王国,面白かったです。ここまで話が大きくなっているのに,ストーリーは一切破綻していないように感じられる事は,大変な事だと思います。今までも数多くの小説を読んできたつもりですが,オンライン・一般刊行物を通し,ここまで面白いと感じたのは久しぶりです。今後とも,是非このような作品を発表していただければ,と思います。
感想というには,らしくない内容かもしれませんが,このあたりで。それでは,また。
>このまま大多数のキャラが死んでしまうのかな,と
それも考えないわけではありませんでしたけど、ここでも何度か書いているように、キャラを殺して終わりにするのは簡単なんですよ。
でも、『光』でこれ以上殺したら、ハッピーエンドにはできないと思います。

>今後とも,是非このような作品を
ええ、新作のネタは色々と考えてます。
が、さすがにこのレベルのものを……となると、ちと苦しいですね〜。
各話のクオリティはともかく、シリーズの長さ、物語の壮大さで『光』を超えるのは至難の技です。
新シリーズはもっと短めのもので、こんな、世界全体がどうこうという展開にはならない予定です。

2001.6.14
光の王国、最終話まで読み終わりました。

嬉しいくらい想像を逸した話の展開で、たくさん、たくさん、楽しませていただきました。
本当に、話の作り、設定、背景、現代の抱える問題点へのメッセージ、などなど、本当に細かいストーリーに含まれる筆者の思い、(まだまだ読みきれていないとは思いますが)たくさん感じました。

奈子が大好きです。由維が好きな奈子も大好きです。
たくさんの愛すべきキャラクターと、愛されるべきキャラクターに本当に楽しみました。

光の王国CD版は、必ずや購入しようと思います。

私が読んでいたのは、2年程なのですが、本当に、4年間ありがとうございました。
>嬉しいくらい想像を逸した話の展開
やっぱりねぇ、作家というのは、読者の想像力を超えられなきゃダメだと思うんですよ。
読んでいる途中で、その後の展開がすっかり読めてしまうようでは、物語の魅力は半減だろう、と。

2001.6.14
はじめまして『光の国』完結おめでとうございます。
私は1年ほど前に『エンターテイメント小説連合』でこのサイトを知り、それ以来はまっています。はじめて読んだときには面白くて、感動あり、笑いありのこの作品に魅了されました。(寝不足で大変でした)
最終話読ませていただきました。
これで終わりなのだと思うと残念な気がしますが、きれいな終わり方だなぁと思ったりもしています。本当に感動しました。
私は最後の1行を読み終えた後にどこか寂しさを感じました。それは映画を見た後のような感じに似ていてその光景がすっときえていくような。それでようやく「終わったんだ」と認識させられる感じでした。いい作品だったなぁ、と思いました。小説を読んで映画を見た後のように感じるのはやはり描写のうまさ、ストーリーの深さ。それ以上にナコやユイのような好ましいキャラのおかげかもしれませんね。
それにしても感動を伝えるのは難しいものですね。なんだかおいしい味を伝えるのと同じくらい難しいように思います。(伝える力がないだけですが)

…なんだか変な感想になってしまいました。でももう一度だけ、「感動しました」と付け加えさせてください。

最後に、
「これで終わりなのか。でもこの終わり方が一番いいんだ」とわけもなく自分に言い聞かせている読者はおそらく私だけではないはず。
>寝不足で大変でした
何人もの寝不足人間を生み出した『光』ですが、もうそんなこともないと思うとちょっと残念ですね(笑)。
今後は、これほど長いシリーズを書くことはないと思いますから。徹夜せずとも読めるでしょう(笑)。

2001.6.14
お久しぶりです。
やっと最終話まで読みことができました。
結局読み始められたのが、6月に入ってからだったので待つこともなく最終話まで読むことが出来ました。
感想は上手く言葉にできませんが、一言で言うとやっぱりおもしろかったです。語彙が少なく上手くいえませんが自分はドキドキして先へ先へ促される力を受けました。これは久々の感覚でうれしかったです。
自分は最初を読んだとき、未来の地球?ではって思ってました。違う意味で裏切られててうれしかったです。
でも、エイシスはちょっと自分的には残念でした。
簡単ですが感想まで。
季節がら気候不順で体調を崩し易い時期ではありますが
ご自愛専一に祈り入ります。
今後もまた執筆活動がんばって下さい。
>未来の地球?では
やっぱり、そう思った読者は多いんですね〜。
未来の地球にしなくてよかった(笑)。
ええ、作家にとっては先の展開を当てられることは屈辱ですから。

2001.6.14
話全体の内容を自分なりに噛み砕いてみようとしたのですが、文量の問題から時間が足りなそうなので、最終話のみの感想になってしまいそうです。

読み始めのうちは前話からのブランクの為か流し気味だったのですが、4章辺りから一気に引き込まれ、気付いたらば最後まで読みきってしまいました。
ラスト前までの今までの謎解きは、なるほど、と思わせられる所が多く、それを踏まえて以前の話を読み返すのが面白そうです。改訂版を楽しみにしてます。

話の終わり方についてですけど、良い意味で裏切られた気がします。9話まで味方の人死にはほぼ無かったのに突然の多くの死。そこから推測して、何かの力で皆生き返る、もしくは、マイカラスの主要人物、具体的に言うならハルティ等のみが生き残る、そのどちらかかと思っていたんですけどね。両方の世界にナコとユイが居るというのは、反則的だと思いましたけど、今までのナコの頑張りを見れば納得できるご褒美と感じました。
ソレアXエイクサムはちょいと予想外でしたけど他のキャラ達も綺麗に収まった気がします、エイシスとリューリィ以外は……(汗
エイシスは今まで色々と良い思いをしてきたツケがまわってきたんでしょうか?

ともあれ、話は完結しました。
私としては、終わりではなく新しい話の始まりになりそうだな、と思ったのですが。
話を最後まで見届けられて良かったと思う気持ちと、終わってしまったという気持ち。そして、ネットを巡回する楽しみが減ってちょっと残念です。
新作に期待……?

あまり推敲せずに書き出したので文脈と文章が大変なことになってますが、容赦して下さい。
最後に、これだけの大作を非営利で完結された貴方に心からの敬意を……。
>両方の世界にナコとユイが居るというのは、反則的だと思いましたけど
でも、この手の異世界乱入もので、これまでになかったパターンのラストでしょう?
生まれ育った世界を捨てて新しい世界で生きていくのも、自分の世界に戻って、異世界のことはいい思い出になるのも、あるいはこれまで通りに行き来するのも、どれも過去にあったパターンじゃないですか。
だから、ちょっと変わったことをやってみよう、と。

>ソレアXエイクサムはちょいと予想外
私としては、ずいぶん前から考えていた展開だったので、特に違和感ないんですけど、言われてみれば、一般読者にはちょっと唐突かも。
むしろエイクサムが戦死して、ソレア×ケイウェリというのもアリだったかな?
ケイウェリといえば、この間『レーナの御子』を読み返していて、伏線をひとつ張り忘れていたことに気がつきました。
5章前半のマイカラスのシーンで、ケイウェリが以前から想いを寄せている女性がいる、という話題が出るはずだったのですが、うっかり書き漏らしていたようです。
結婚話を持ってきたケイウェリとハルティの間で
「順番からいえば、お前の方が先だろう。年齢的に」
「私の年齢だけならそうですが、相手の方が……ね」
「相手……いたのか? これまで浮いた話ひとつ聞かないと思っていたが」
「こればかりは内緒です。たとえ陛下であっても」
といった会話が交わされるはずでした。
しかし、以前からアイミィに目を付けていたとなると……ロリコン疑惑再浮上か?(笑)

2001.6.14
北原さん四年間お疲れ様でした。
それだけの歳月をかけて生み出されたこの作品を感想も書かずにただ読みしていることが申し訳なくなり初めて感想を送ります。
光の王国を読んだ感想は一言でいうととても面白かったです。
読み出すと止まらなくて夜が明けてたなんて事はしょっちゅうで今回も気がつけば朝になっていました。
最後はハッピーエンド?で本当にホッとしました。
これからも時間を忘れるような作品を楽しみに待っています。
>読み出すと止まらなくて夜が明けてた
数多くの読者を寝不足に追いやった『光』ですが、よくよく考えてみれば、これで一番睡眠時間を減らしたのはキタハラ本人ですね(笑)。
次回作は、も少しゆっくりと睡眠がとれる長さにしたいものです。

2001.6.14
自分の名前が後書きに記載されておりまして、狂喜乱舞しました(笑)
今までロクに感想も出さずに、ホント申し訳ないです。
……あやまる前に感想を出せ〜ってカンジですね(^^;

昨日の夜に久しぶりにサイトを訪れてみると、なんと最終話がUPされているのを見て、速攻でPDFをダウンさしていただきました。
この時点で午前3時だったので、寝て起きてから読もーかなーと考えたりもしましたが。

結局、徹夜で読まして頂きました。
我慢できなかったのデス(笑)

もう、読みながらボロボロ泣いてしまいました。
個人的には「ファージになんとか復活してもらいたかった派(笑)」でして、最後の一文を読んだときにマジで泣けました。
最高です。

今はまだ頭の中がぐちゃぐちゃで上手く感想をお伝えできませんが、なんかボロボロ泣きまくったって言ってたヤツがいたなぁ、くらいで覚えてください(汗)

なにはともあれ、完結、おめでとうございます&おつかれさまでした。

うう〜ん、すごくなれなれしいメールになってしまいましたが、どうかご容赦の程を。
それでは失礼いたしました。
>この時点で午前3時
なんというか……「あ〜あ、やっちゃった」って感じですね(笑)。
DLした以上、読まずにいられないというのはわかりますが。
「あと○ページだけ」「あと1章だけ」といいつつ、結局最後まで読んでしまうというのがお約束でしょう。

>ファージになんとか復活してもらいたかった派
ファンの心理というのはよくわかりますけど、もしもラストでファージが復活してめでたしめでたしとなると、やっぱり物語としてはイマイチなものになると思うんですよね。
私としては、あれ以上のラストはないと信じています。
ただ……ファージについては……(以下検閲)

2001.6.14
まずはお返事ありがとうございます。
9話の感想…送らなかったのは前回のメールでお話した事情もありますが、内容がすこし私にとってショックで、どう感想を書いたら良いかわからなかったんですよ。特にユクフェの死に関して。
フェイリアとファージはまぁ…仕方ないかなと思いますけど。
とりあえず最終話を読んでからまとめて感想を、とも思っていました。
…と、いう内容でメールきちんと差し上げていれば良かったんですよね。

それともう一つ…怒らないで聞いて下さいね。
前から思っていたのですが、北原さんのツッコミってキビシイですよね〜。
「読者の声」のページで感想メールへのレスを読ませて頂くと、時々感じます。
そんなこと作者さんに言われたら、メール出し控えしてしまうんじゃないかな?と
北原さんの創作への解釈が違ってたりしたら怒られてしまいそうで…。
そう思うのは私だけかもしれませんが、ちょっとビビってたのも本当です。
気を悪くされたらすみません。


それでは感想行きます!

本当に壮大なストーリーですよね。
一つの世界の歴史を、そして数多くの登場人物たちの人生をあれほどまでにリアリティーを持って、矛盾を感じさせずに書けるなんて素晴らしいと思います。
4年の間、よく細部を忘れてしまわないもんだな〜と(笑)思いながら読みかえしました。
執筆中になんども自作を読み返し、推敲を繰り返すといった作業は大変だったことと思います。本当にお疲れさまでした。

ファンタジー作品は、主人公(達)以外はオマケのようにしか扱われていないことが多いですが、「光」は違うと思います!
キャラが立ってると言いますか、それぞれ主役がつとまるほど魅力的です。
実際、私は外伝シリーズが大好きですし、宮上さんの小説でも大活躍してますし、ね。全員がヒーロー、ヒロインみたいにカッコよい!

最終話では約一名死人はでましたが、それをのぞけば大大ハッピーエンディングではないですか!しかも結婚ラッシュ!
まさかケイウェリとアイミィが結婚するとは思いませんでしたが。
ケイウェリはものすごくステキな旦那さまになるでしょうね…
アイミィうらやましいぞ!実は本気でくやしかったりします(笑)
ハルティ&ダルジィも私が祝福したいカップルのうちの一組。
きっとダルジィはハルティさまにないしょで、花嫁修業をケイウェリの元で…なんて。しかもアイミィと一緒にだったりして。
どのカップルも「特殊」な結婚生活を送ることと思います。
想像するだけでも、めちゃめちゃ楽しいです〜。
しかし…あんなに簡単にみんなくっつけてしまっていいんですかぁ?(笑)
それまで流していた涙がぶっとんでしまうくらい、大爆笑してしまいました。
み、みんないつの間にラブラブになってしまったんだ〜、と。

あと好きなシーンといえば、奈子が母親に会いに行ったことろですかね。
もう美奈様素敵すぎ。寛容でそして…あんなに激しいツッコミをナイスタイミングでぶちかませるなんて、もしや関西人??
母親にあんなこと言ってしまう奈子もツワモノだと思いますが。

そういえば、「異界の戦士」のころは百合じゃなかったんですよね〜。
もしかして由維ちゃんがシアワセになれたのは、ファージが奈子を百合に目覚めさせてくれたからでは?ファージが奈子をこまして(失礼)なかったら、「やっぱり女の子同志でそんなこと…」って思ってただろうし。どうでしょう?どちらにしてもお互いが一番大切なんてとても羨ましい関係です。

そして、祝初体験!です。
二人ともよく長い間ガマンしましたね(笑)
やっぱりあの二人の甘々シーンは読んでて嬉しくなってしまいます。
他のカップリングを推してた読者の方々はさぞ悔しい思いをされたでしょう(笑)
私としては大満足ですよ〜作者様!

最終話のエイシスの死。悲しいというよりも、予期していたからでしょうか、あまりのカッコよさに感動してしまいました。本編をずっと読み返しましたがやっぱり憎めないヤツです。ただリューリィのことを思うと少し胸が痛みます。
是非息子にはエイシス似に育ってもらいたいですね。

全話通しての好きなエピソードなど…
  • 何度読んでも笑える『雨期の茸』の兄妹ゲンカ
  • 由維をめぐっての奈子VS斎藤の戦い(試合?)
  • ヴェスティア&セルタのエピソード
  • 6話「銀砂の戦姫」でのダルジィの活躍
  • 最終話ハルティのプロポーズ
……etc.

ん〜やはり私はラブラブ甘々&コメディーが好きなようです。
それから理想のタイプの由維ちゃんは別にすると強くて綺麗なおねーさまが好きです(照)

なんか、全体のストーリーの感想にはなってないような気がしますが、とりあえず今日はこの辺で。

「光」以外の最近の作品にはまだ目を通してませんので、また、読み終えたら感想メールさせて頂きますね。

それからもう一つ。
以前、北原さんの自己紹介ページ?を読んだときに好きな漫画家の欄にますむらひろし氏があったように記憶しています。
私もますむら氏が大好きなんですよ。それで嬉しくてまたメールする機会があればお伝えしたいなーと思っていました。

それでは、また。
ごきげんよう。
ようやく届いた(笑)、一番待ち望んでいたメールです。

>解釈が違ってたりしたら怒られてしまいそうで…
解釈が違っていたからといって、怒りはしませんよ。
作者が意図した解釈についての説明はしますけど。
そもそも、本当に怒りたくなるようなメール(と、理解不可能なメール)については読者の声に掲載しませんし。

>4年の間、よく細部を忘れてしまわないもんだな〜
ここだけの話、細部はしょっちゅう忘れてます。
執筆中は、常にこれまでの話を読み返せるようにしてあります。

>主人公(達)以外はオマケのようにしか扱われていないことが多い
逆に最近は、主人公が複数いる作品も増えているように思います。
いわゆる、ギャルゲー的作品とでもいいますか、色々なタイプの登場人物(特に女の子)がいて、読者の好みで好きなキャラをヒロインとする、みたいな。
でもやっぱり、主人公は主人公、脇役は脇役。その上で、脇役もそれぞれ魅力的、というのが理想ではないでしょうか。

>どのカップルも「特殊」な結婚生活を送ることと思います。
自分で書いておいてなんですが、私としては一番想像しにくいのがアイミィ×ケイウェリですね。
余談ですが、ケイウェリのモデルは『楽園の魔女たち』のナハトールです。彼も「イイ人」だよねぇ。

>み、みんないつの間にラブラブに
まあ、1年の間にはいろいろとあるでしょう(笑)。
前にも書きましたが、ケイウェリは以前からアイミィが好きだったみたいだし。

>「異界の戦士」のころは百合じゃなかったんですよね〜。
改訂版ではけっこう百合になってますけどね。
ホント、いつの間に真性百合ものになってしまったんでしょう?(笑)

>ファージが奈子を百合に目覚めさせて
元々の素質は十分にあったと思いますけど(笑)。
精神的な面では、由維だけでも十分だったでしょう。
むしろファージは、肉体面を目覚めさせたかと(笑)。

>是非息子にはエイシス似に育ってもらいたいですね
息子のエピソードは、いずれ番外編で書く予定です。
少なくとも外見は、父親よりもずっといい男(笑)。

>ヴェスティア&セルタのエピソード
これは私も好きです。
ホント、外伝として独立した作品にしたかったくらい。
だけどそうすると、本編9話が意味不明になっちゃうんですよね。
外伝で、子供の頃のヴェスティアのエピソードとかもあるんですけど、ヴェスティア×セルタを書く機会はもうないかなぁ?

>6話「銀砂の戦姫」でのダルジィの活躍
ダルジィは奈子に負けず劣らず、満身創痍で戦うのが似合う女性ですね。
やっぱり、彼女の外伝も書こうかなぁ……。

>強くて綺麗なおねーさまが好きです
しかしあなたは憧れる側ではなくて、どちらかとゆ〜と自身が「強くて綺麗なおねーさま」として後輩に憧れられる側なのでは?(笑)
ずいぶん前の「チョコレートもらいまくり」「食っときゃよかった」発言、私は忘れてませんよ。(※『たたかう少女』の読者の声参照)


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