▲▽▲ 読者の声 ▲▽▲ |
※ネタバレ注意 ※下のものほど新しくなっています。 |
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2001.6.17 |
何度も最終話を読んでいました。 何故かというと"何か引っかかる"気がしたからです。今まで、それが何なのか判らなかったのです。 作中で先史文明の説明がありますが、
ファレイアとランディの関係や会話からノーシル上での勢力は最終的に2つであったと推測されますが、
また私が着目したのは、イン・チュの落下です。 この事件は宇宙空間で発生した筈です。 勝手な想像ですが、この事件は外部からノーシルに対してのものだった筈です。軍事的な戦略or戦術から考えてその方が自然だと思うからです。 以下は完全に蛇足ですが、綿密な計算を必要とする事が設置前から判っていたわけですが、"4つ以上の十分な質量"の条件を満たすべく、設置されたのは、「3つ」すなわち合計5つです。どう考えても予備か何か、もしくは何らかの安全の為だった筈です。 それだけテクノロジーに対しては思慮深かった先史文明が、外に目を向けなかったとは考えられません。 えっ、何が言いたいのか? 別に催促で無いですから、気にしないで下さい。(ジト目) 本当に遊びです。(笑) |
まあ、仰りたいことはわかるのですが……。 結論から言うと、ノーシル以外の惑星の植民地やスペースコロニーは、すべて前文明最後の戦争で滅びています。 太陽系外へ向けて多世代型移民船でも送り出していない限り、人類が生き残っているのはノーシルだけです。 >予備か何か、もしくは何らかの安全の為 とゆーか、「安定性向上のため」というのが正解です。 最低限必要なのは4つの質量元ですが、作中でも説明しているとおり、月の配置によって魔力の強さに差が出てしまいます。 月の数が多ければ、それだけ影響は少なくなります。 |
2001.6.23 |
前の感想を読み直してみての補足、いわば後続感想部隊をお送りします(爆)。 繋げてご使用下さい(笑)。 >涙はあんまり出ませんでしたが、そのかわり胸の中にジーンと来てます。 ……よくよく思い出してみたら、この日はティッシュを10枚くらい使いましたな(爆)。 涙と鼻水……結構出てた(爆)。 ということで訂正。 「涙はあんまり出ませんでしたが、そのかわり〜」 ↓ ↓ ↓ 「涙もかなり出て、その上」 ……はふぅ(爆)。 さて、どんどんレビューっぽくなっていってる気はしますが、感想続き(爆)。 ……いや、もうこうなったらレビューみたいな感想で行ってやる!(核) ということで、光の王国最終話読み終わった時の感動の自己分析でもいってみます。 まず、光の王国って大長編っていうのが凄く生きた作品だと思います。 壮大な物語を内包し、消化するには普通の長さじゃ無理でしょう。 読み終わった後、胸にジーーーーーーーン……と来たのは、やはりそれが大きかったかと。 長い付き合いとなった作品(といっても、僕が読み始めたのは半分くらい公開されてからでしたが)。 じっくり事前にボルテージが上がり、読み直したりして最終話に備えたり。 その上に作品自体の感動がドーンとあるので…… 「作品自体の感動」×「事前のボルテージ」×「最終話」=「大感動確定」 となります(笑)。(乗算です(爆)。) また、ダークなシーンが後を引かないのもそれが原因かと思います。 時間が解決してくれる、という。 読みながら時間を体感していたのかな、と思いますね。 そういや、少し間も開いたし……。 明日当たり一話からまたぶっと押して読んでみるとしましょう(爆)。 ……ティッシュではなくタオルを一枚用意して! あ……まてよ、そういや出し残したレポート、再提出期間の内に出さなきゃ……。 ……うう、もうちょっとお預けですね(TT)。 それではまた。 (この分だと一話〜最終話まで読み直した後また感想送りそうな気分……。) |
>壮大な物語を内包し、消化するには普通の長さじゃ無理 やっぱりこの物語は、この長さがあってこそできたことだと思います。 無理やり詰め込めば、文庫3冊分くらいにまとめることもできるかと思いますけど、作中の言葉を借りれば「時間によってしか解決できない問題もある」んですよ。 4年、全10話。それが、この物語を完成させるのに必要な時間だったと思っています。 |
2001.6.24 |
はじめまして。 感想を書いたメールを出すのも、パソコンを扱うのも初心者で失礼な表現や読みにくい部分があるかもしれません、どうか笑って許してやってください。 ただいま最終話を読み終わったところです。とてもおもしろく、また涙腺が緩みっぱなしでした。 こういった陳腐な言葉でしか自分の中を表現できない私の語彙の少なさが悲しいですし、また樹恒さんの文章力には頭が下がります 前半部でのノーシルの歴史の設定などちゃんと今まで明らかになっていない世界の秘密が細部まで作りこまれており、1話での最初の部分とのつながりもはっきりしてきました。自分はあれは奈子たちの時代の未来というか奈子やアィアリスたちによって崩壊した世界だと思っていたのですが、見事にかわされてしまいました。 それから、やっと奈子と由維が結ばれました。今まで来るか来るかというようなところで、いつも由維がはぐらかしており北原さんは、本当にこの二人をくっつけるのかどうか疑っておりましたが、やっと二人がくっつきまして奈子×由維派のわたしとしては非常にうれしいです。 しかし、女同士で子供を作るという「......を、......して、......に......するんだって」とは、いったいどんなやり方か非常に聞きたいです(笑) そして後半部、みんなに見せ場がありましたが私が特に気に入ったのは、やはりダルジィの戦う様が格好良かった。 ハルティを助けるために戦うことが自分の恋敵を助けることになるという矛盾を抱えつつもそれでも自分の愛するハルティのために、戦い続けるというのはとてもなんか理想的な私にはとても貫けそうにない立派な生き様だと、感じました。 あと、由維の出番が後半少なかったのではないですか。アィアリスと戦うのかと思ったら次の場面では、急に吹き飛ばされていましたし。 一度サイトを閉鎖された時、光の王国という素晴らしい作品を読まさしていただきながら、なんのリアクションもしてこなかった自分の非礼さを感じました、今回最終話となったこの機会に感想と同時にお礼とお詫びをしたいと思います。 まず、今まで感想など送らずに申し訳ありません。そして、4年間の中でこんなに密度の濃い文章を書き続けられた凄さ敬服します。また次回の作品も必ず読ましていただきます。これからもがんばってください。 |
>本当にこの二人をくっつけるのかどうか そりゃあやっぱり、「くっつけるなら最終話で」と前々から考えてましたから。 >いったいどんなやり方か それは、各自ご自由に想像してください(笑)。 ここで詳しく説明すると、『ふれ・ちせ』が18禁になってしまいますので(笑)。 >由維の出番が後半少なかったのではないですか あれで十分です。 基本的に由維は、闘いのシーンでは役なしですから。 闘うのは奈子の役目、それを癒すのが由維の役目です。 そもそも、アリスと由維じゃ闘いにもなりませんし。 |
2001.6.24 |
いや、公開から2週間近くも経って、ようやく目を通すことが出来ました。^^; なかなか、踏み切ることが出来なくて。。。 だって、「光」は結構読後に来るんですよ。^^; 特に「黒剣の王」で大量虐殺(^^;)があってから、精神的に寝込みましたし。 それはともかく、「光の王国」完結おめでとうございます。 一つの世界が終わった感がします。 北原さんも本当にお疲れ様でした。 さて、最終話の感想ですが、予め予告などであったように、ハッピーエンドになってまずはよかったです。 イデオンのごとく、全世界が滅びて全員あの世で和解するとか、例の「猿の惑星」的ラストにもならなくて、安心というか。 しかし、両方の世界で奈子と由唯が暮らしていくというのは、ハッピーには違いありませんが、定型的には二者択一にした方がメリハリが効くと私は思うのです。 この辺は、各々の好みというか、主義なんでしょうけど。^^; エイシスが死んじゃったのは、寂しいですね。 結局最終話で死んだ味方キャラは、彼だけですか。 女性の敵として名を馳せた彼の活躍が、今後見られないのは残念です〜 私としては、ファージの復活を最後まで期待してました。 まずありえないと思いながら。。。 しかし、本人の復活がありえないのなら、ラストシーンはアレで名シーン、名セリフとしてずっと残りますね。 ファージ、ありがとう。そしてさようなら〜 というか、逆にこんにちは、か。(笑) ノーシルの歴史、世界観については、前段については今までの読者には少々くどかったかもしれませんね。 元々が我々の地球と同じ歴史を辿っていますし、私はこのくだり数ページは読み飛ばしてしまいました。^^; ただ、改めてこの後に続く崩壊の歴史などに繋げるためには、最初から描写しないと、DNA解析の場面でも割愛するわけにもいかなかったのだとは思います。 カール・セーガンのコスモスが参考資料にあって、感慨深かったですね。 あの作品は私も小学生高学年くらいの頃、テレビと合わせて夢中になったものです。 上下巻、ハードカバーの本を今でも持っています。 謝辞の欄で、私の名前もあって本当に恐縮です。 最近は感想メールも出していませんでしたからね。^^; 北原さんが、読者とのやりとりを大事にする方だと本当に感じました。 さて、長くなりましたが(というか感想フォームの入力って加減がわかりにくいです〜)、本当にお疲れ様でした。 「光」は北原さんのライフワークになるのかなと最初の頃は思っていましたが、それは「TeaParty」シリーズがそうなわけで、「光」は他の作品と同じく、世界観を同じくするバリエーションの一つなんですね。 今後の予定として、私的に「月羽根」の続編をお願いします。(^^) PS:今回は、百合シーン(というかエッチシーン)がソフトでしたね。まぁ、最終話の雰囲気だと、あまり激しい描写もアレですし。(笑) |
>二者択一にした方が 実は、あの「両方の世界に」というラストは、かなり後になってから思いついた展開です。 もともとは、ナコユイは向こうへ行くラストだったのですが、どうしても亜依と美奈さんが可哀想で。 >ファージの復活を最後まで期待してました それを期待していた読者は多いですね。 でも、それをやっちゃうと、あまりにも「ハッピーエンド過ぎ」だと思うのです。 9話がまったくの無意味になってしまうというか。 それに、ラストに締まりがなくなりますし。 これまで何度も何度も生き返ってきたキャラだからこそ、最後はきちっと死んで終わり、の方がいいかと思います。 >前段については今までの読者には少々くどかったかも きっと、2年半以上も前の話なんて忘れているだろう、と(笑)。 いちいち昔の話を読み返す手間をかけさせるのもなんだし。 覚えている人は、読み飛ばしても構いませんよ、ということで。 >カール・セーガンのコスモス 私が持っている上巻は、大昔に小学校の図書館で借りてそのままになっているもの……というのは内緒の話(笑)。 >ライフワーク 付き合いの長さ、という点では『TeaParty』でしょうね。 元になっている話は、中学時代のものですから。 『光』の世界は高校3年からですから、向こうが3年くらい勝ってます(笑)。 でも、『TeaParty』も今はもう描いてませんし。 晶さんは最近、『月羽根』等の他作品へ出稼ぎに行ってます(笑)。 >「月羽根」の続編 実は、続編を書く優先度が一番低いのが『月羽根』だったりします。 以前はちゃんと完結編を書くつもりでいたのですが、よくよく考えると、さおりの羽根の秘密って第1話(応募版の方)で明かされてるんですよね。 最終話でも、徹との関係にさほど進展があるわけでもないし。 「どうしても書かなきゃならない必然性」があまりない作品なのです。 『白銀夜話』のような番外編は、気が向いたら書くかもしれませんけど。 >百合シーン(というかエッチシーン)がソフト まあ、片方バージンだから(笑)。 でも、やってることはソフトでも描写はこれまでで一番長かったのでは?(『殺意の女神』を除く) |
2001.6.24 |
「おわった。感動したぁ。」「最後まで読んで良かった」(T_T) これが最終章を読み終わっての感想です。 私は、年間200冊以上の文庫を購入します。それら市販の文庫とくらべても「光の大国」は、上位に位置する物語だと思います。特に「異界の戦士」から「レーナの御子」までの作品は、非常に気持ちよく堪能させていただきました。 最終話『生まれ来る者たちへ』は、途中に「説明は要らないのでは?」と思える箇所があり、その為に物語の世界から現実に戻ってしまう事があったため私にとって満足度が高い物語ではありませんでしたが、それでも「光の王国」という物語全体で考えた場合”非常におもしろかった。”事は間違いがありません。 すばらしい作品をありがとうございます。 |
>「異界の戦士」から「レーナの御子」まで 私としては、『金色の瞳』以降からが本当に面白くなってくると思っていますが。 >「説明は要らないのでは?」と思える箇所 いや、あのくらいの説明は必要でしょう。 読者が全員、天文学、古生物学、遺伝子工学の知識を持っているわけではありませんし、昔のエピソードを忘れている人もいるでしょうし。 |
2001.6.24 |
はじめまして、光の王国読ませていただきました。ライトファンタジー好きの私にとってはかなり楽しめました(ラスト付近は結構重い内容でしたが、個人的にはユクフェ、フェイリア、ファージ、エイシスのうち一人くらいは生きていて欲しかったですが…) 私の貧相な想像力ではラストパターンは、猿の惑星エンドと奈子がエモン・レーナの先祖になるパターン(タイムパラドックスをクリア出来そうにない)くらいしか浮かばなかった。最終的にちょっとご都合的(分身…)ですけどハッピーエンドで締めくくられ嬉しかったです。 以降、ちょっと浮かんだ疑問を。文章書くのがヘタなので箇条書きで失礼します。
面白い作品ありがとうございました、これからもがんばって下さい。 |
>竜騎士の血 長くなるので簡単に説明すると、レトロウィルスを用いて人間のDNAに魔法因子の遺伝子を組み込む、というものです。 >ファレイア・レーナのチカラは? これまたちゃんと説明すると非常に長くなるのですが、現在のノーシルにおける魔法理論は、実はまだまだ初歩的なものに過ぎず、その先にはさらに高度な魔法理論が存在するのです。 >ダルジィ・フォア・ハイダー(フェイリアの従兄弟も)とフレイム ダルジィとディケイドやアークスは、遠い親戚になります。 フレイムと直接の血のつながりがあるかどうかは不明。ユウナとフレイムの間に子供がいたという説もありますが、それが真実かどうかは分かりません。 >ソレアのご先祖 当然、レイナです。 ユウナの子孫でない以上、他に考えられないでしょう? ただし、レイナの相手が誰かは不明。 >女の子同士の子供の作り方 これは簡単。 片方の卵細胞の核から遺伝子を取り出し、もう一方の卵細胞内に注入するだけです。 え? 知りたいのはその方法?(笑) |
2001.6.24 |
少し前(と言っても数日前ですが)この作品を見つけました。 正直に言って、エイシスが死んだのが許せません。大ファンだったのにぃ(泣) 面白くて、楽しかったです。世界観が分かりにくかったと言ったら嘘になります。所々突っかかるところもありました。 けれどそれを補ってなお余りある作品だったと想います。 でも、ナコとエイシスの子供は、殺さなかった方が良かった気がします。最後はナコと由維が、ナコとエイシスの子供を育てればよかったんだし。 ↑なんていってるけど、本とは殺してほしくなかっただけです。 また時間のあるときに読み返したいです。 素晴らしい『光の王国』に、幸せがあることを祈って。 |
>ナコとエイシスの子供は、殺さなかった方が良かった う〜ん……、でもあれはやっぱり、殺さなきゃならなかったと思います。 子供の死とファージの死。 この二つがあるからこそ、あの最終回になるわけですから。 |
2001.6.28 |
はじめまして、北原樹恒さん。 光の王国 最終話読みました。 殺しても死なないようなエイシスが死んでしまいましたね。 絶対、最後まで生き残りと思ったんですが。 最終章で、両方の世界でナコが存在するという結末になったということにもビックリしました。 秋に発売予定のCDを楽しみにしてます。 文章を書くのが苦手なので、うまくかけませんが、今までご苦労さまでした。 とても、面白かったです。 |
>絶対、最後まで生き残りと思った こう考える人が意外と多いのには驚き。 私としては、絶対にラストで死ぬキャラだと思ってましたし、読者もそう思っているだろうと確信してましたが。 |
2001.6.28 |
読み終わりました。 毎日、少しづつ読み進めていましたが、ついに終わってしまいました。 いままで貼った伏線を消化しながら話をテンポよく展開させる手腕は見事です。 話のまとめ方もいい意味で予想を裏切ったもので感心しました。 人間関係の記憶があやふやになってしまっている所が多々ありますので、もう一度始めから読み直すことにします。読み終わって再読しようと思った作品はあまりないのですが「光の王国」は三回位読み返しそうです。 これで、数ヶ月間は楽しめます。 すばらしい作品をありがとうございます。 ネットの作品は尻切れトンボとなってしまっている物が多いのですが、これだけの大作を最後まで書ききるというのはすごいことです。 『光の王国』完結おめでとうございます。 良いお話をありがとう御座いました!それでは。 |
>ネットの作品は尻切れトンボとなってしまっている物が多い これはホント、困ったことですよね。 続きを楽しみにしていた作品が、いいところで休眠状態になったりすると。 (休眠状態から復帰した例は皆無ですし) だから『ふれ・ちせ』では、1話単位の書き下ろしにこだわり続けます。 |
2001.7.7 |
先刻、やっと『光の王国』最終話を読み終わりました。 やっと……と書きましたけど、それは最終話がアップされてから、あるいはそれをダウンロードしてから今まで、が長かったから。 序章を読み始めてからは完全ノンストップでしたから、正直『あああ〜もう終わっちゃった〜』てな感じです。2時間、かかってないんじゃないかなぁ? このスピードだと細部の表現はかなり飛ばしてしまっていて、作者様には申し訳ないのですが……まぁそれだけ先を追うのに必死だったということで、許してくださいませ。 さて感想です。 「ああ、良かったぁ〜」というのが読了後の正直な第一声、でした。 北原さんご自身もあとがきで書いてらっしゃるように、主役二人が死ぬラストは充分ありえると思ってましたし。場合によっちゃたった一人の語り部を残してみんな死ぬ……というラストだって有りだな、とびくびくしてましたので。 予想を越えるハッピーエンドぶりが嬉しいです。「両方の世界で生き続ける」という結末には、やられた! と思ってしまいました。 エイシスの死は……残念ではありますけどあんまり気にしてません(←ひどいなぁ)。いい男だとは思うけど私にとっては思い入れるタイプじゃないし。それよりハルティが活躍してくれたのが個人的には嬉しかったりします(笑)最近どうにも情けない役回りのような気がしてたので……かっこいいぜ陛下。あ、あと、エイクサム健在も嬉しかったですね。ああ優男に弱い私……。 話の「仕掛け」については正直感想はあんまり……。この手の謎解きにあんまり興味がもてない性格なので、すみません。なるほど! とは思いましたし、この壮大さは凄いなぁとも思うんですが。ちょっと説明が長くてツラかった気もします。特に前半、文明発達までのところ。きっちり書きたいお気持ちもわかるのですが、一読者としては、既知の事実である部分はさらりと流して欲しかったなぁと。 ところでほとんど恒例(?)のえっちシーン、これが『光』の色だというのは重々承知の上ですが……。 やっぱり『奈子の浮気ものー!』という印象(笑)まあ今回男相手がなかったからまだいいんですが。相手は一人にしとけ! っていうのは、どっちかというと女の感覚なんですかねぇ、やっぱり? うーん、とりとめもなくてすみません。 なにはともあれ、お疲れさまでした。 とても面白かったです。ありがとうございました。 |
>たった一人の語り部を残してみんな死ぬ それもアリでしょう。 多分、誰を殺してもそれなりのラストには持っていけると思います。 でもやっぱり、できる範囲ではあれが一番ハッピーなエンディングではないでしょうか。 >いい男だとは思うけど私にとっては思い入れるタイプじゃないし 世にも珍しい(笑)、エイシスファンじゃない女性読者。 ま、あなたの好みはなんとなくわかりますけど。 ハルティはこれまで、いまいち見せ場が少なかったので、ラストはちょっと贔屓しました。 せっかく、男性キャラで一番の美形という設定なのに、最近すっかり狂言回しでしたからね。 >既知の事実である部分はさらりと流して欲しかった おそらく、第5話の細部を忘れている読者も多いだろう、ということで。 同じ記述を何度もくどいくらい繰り返すのが好き、ってのはキタハラの(というか『光』の)作風でもありますけど。 >えっちシーン、これが『光』の色 とゆ〜か、キタハラの『色』ですね(笑)。 >『奈子の浮気ものー!』 総受けキャラですから(笑)。 それでも第3部は、由維に対しては「攻」ですね。 >今回男相手がなかったからまだいい それって「いい」のか?(笑) |
2001.7.7 |
光の王国を先週ダウンロードして、今全部読み終えました! 面白かったです(^-^) 先が楽しみで楽しみで毎日が寝不足でしたよ(笑) 最後なんかどうなるかと、もうドッキドッキで、今はもう放心状態と言うか、満足状態で、仕事帰りにビールを一気飲みして「くぅ〜ぷは〜」って感じです。 興奮冷め遣らずです。 他の作品も読んでみようと思います。 これからも頑張ってください! |
ひょっとして「最終話が公開されてから一気読み」の方? どうもご苦労さまでした。 実は、書いた本人も「1話から最後まで通して読む」のはやったことありません。 |
2001.7.8 |
初めて、メールします。 最終話を読んでから、ずいぶんたつんですが、なかなか感想を送れずにいました。 だってもう一回、読み直したかったから。 で、読み直しはまだできてません(^_^;)。 でも一言だけ感想と、お礼を伝えたかったので、こうして書いてます。 いやぁ〜、おもしろかった&泣きました。あのラストの奈子の一言に。 第一話を読んだ時から、私はファージに惚れてしまいました。 そしてファージの過去が明らかになるにつれて、ますます惹かれていきました。 1000年も生き続けてる存在だということ、その上で、奈子を求めるファージの気持ちが切なくて切なくて・・・。 奈子×ファージのカップリングで幸せにしてやってくれ〜とさえ思ってしまうほど(笑)。 9話で死んでしまった時には、ショックで呆然としてしまいました。 再び生き返る期待をもって、10話を待っていたんですが、やはりダメでしたね。まぁ、そうだろうとは思ってましたが。 でもファージはあれで幸せだったですよね。 1000年も生き続けて、愛する人達を失っていくだけ、残されるだけの人生なんて、やっぱり悲しすぎます。 限りがあるからこそ、命は尊いのだと思うし。 一緒にはいられなくても、奈子の心に永遠に生き続け、その思いは奈子と結維の子供へと引き継がれる。 そのほうがずっとずっと幸せなんだとあのラストに涙しました。 10話で結維の夢の中にファージが出てきますが、あれって、北原さんのファージへの愛情の表れだと確信してます。 出してくれてすごくうれしかったです。 はじめにどうやって「ふれ・ちせ」にたどり着いたのか、忘れちゃったんですが(笑)、ネット上でこんなに面白い小説に出会えるとは思いもしませんでした。 今ではすっかり百合好きになって、「マリア様」も揃えました(笑)。 まさかわが母校が舞台とは思いもしなくって。 あの学校を舞台に、あんなお話を考えつくなんて、小説家ってすごいです(笑)。 北原さんも、もちろん素晴らしい小説家です! プロでないのが不思議なくらいです。 でも、こうしてネット上で公開してくださってるからこそ、「光の王国」に、ファージに出会えたんですよね。 う〜ん、なんとも言えない不思議な思いですが。 これからも期待してますので、頑張ってください。 素晴らしい作品をありがとうございました。 |
>再び生き返る期待をもって そーゆー読者は多かったみたいですが、こればっかりは……。 仰るとおり、千年以上も生き続けていたからには、ここらできちんと幕を引いてあげよう、と。 >由維の夢の中にファージが出てきますが やっぱり、最終話にまったく出てこないというわけにはいかない、というのが理由の一つ。 もう一つは……そのうちわかりますよ、お楽しみに。 >今ではすっかり百合好きになって こうしてどんどん、無垢な読者を百合に染めていく……。 これからはキタハラを「百合の伝道師」とお呼びください(笑)。 >プロでないのが不思議なくらいです 多分、新人賞向けの作品よりも、『光』や『たた少』のような「商業誌では書けない作品」を書く方が好きだからいけないんでしょうね。 最近すっかり、新人賞に応募しよう、という意欲も失せてますし。 |
2001.7.8 |
こんにちわ。最終話の感想、新作の構想などお忙しいところ失礼します。 さて「光の王国」最終話中にNHKの番組で「人間のDNA配列を音符に置き換えた曲」の話しが出でいましたが果たしてその番組は実在するのでしょうか?最近「NHKスペシャル生命」のビデオを発見しましてその中に出てくるのかと思ってだったら聞き無いなと考えております。 実在するのでしたら番組名と第何話か分かればお教えください。よろしくお願いします。 |
作中で語られている「NHKの番組」はあくまでもフィクションです。 が、実は『NHKスペシャル・生命 〜40億年はるかな旅〜』の第1集でもちょっとだけ聴くことができます。 もともとこの「人間のDNAを音楽に置き換える」というアイディアは、20年近く前に新聞記事で見たものでして、何度も自分の作品のネタに使おうと思いながらも、ようやく今になって実現したというものです。 |
2001.7.11 |
たった今、最終話を読み終わったところです。 昨夜遅くに、プールしていた九話から一気に読ませていただいたんですが、読んでる間はかなりの確率で涙腺が緩んでました。悲しくて、かっこよくて、嬉しくて。 では、後ほど改めて感想を送らせていただきます。 はぁぁー、えがったーーー(;;) たいへん遅ればせながら、「光の王国」の感想です。 読み終わったのは、もう半月ほど前になるのでしょうか。 なかなか落ち着いて感想を書く暇も見つからず、こんな時期になってしまいました(^^; というわけで、まずはお疲れさまです。 そして、 やはり見事なラストでした! 大円団。長編の完結はこうでなくっちゃ! と、読み終わった瞬間にはウンウン頷いておりました(^^) なにぶん9話から通して読ませていただいたものですから、なんとゆーか、シミジミ良かったと。 エッチな雰囲気をいつものように楽しみながら、この世界にも平和がもどったんだなーと、感慨深く思っておりました<ぉぃ なにしろ由維ちゃんは死ぬものだと、ほとんど半分あきらめも入ってたりしましたし。 ええ、9話のユクフェ嬢のあのシーンには、あまりの北原さんらしさの濃縮ぶりに絶句しました(笑) うわー、や、や、やっちゃったのですか!? やる時はやるお人だとは思いましたけれど、そんなにあっさり首爆破なんですかー!? ユクフェさんカムバーック! などと暫くのあいだ惚けてました(^^;;; そして、「そうか。オンライン小説はなんでもアリなんだ」と改めて確認した次第です。 けれど死といえば、やはりエイシスさんでしたね。 彼の死に様を見てると、武士道とは死ぬこととみつけたり、なんてことを呟きたくなってしまいます。 彼はですねー、やはりかっこよかったですよ。 そして、できることなら彼の得意技を思う存分使える地上でセルタ嬢と勝負させて、それで死んで欲しかったとか、そんなことも思うわけです。 でも、あの焦燥感がまた、最期の時を盛り上げるんだよなー、なんて思ったり。 セルタさんを殴り殺したのはどうなんでしょう? この容赦のなさ、戦いの厳しさこそが、北原作品の醍醐味とも思えるし、でも、エイシスにはもっとフェミニストであって欲しかったな、とも、彼のファンとして思ったりもします。 とにかくエイシスはナコさんと並んで、私の好きな光キャラナンバー1です。エイシスよ安らかに眠れ。 そして好きなキャラ次点であります、クレインさんも「ああ、なるほど、彼女らしいなぁ」という去り方ですね。 (死んだという感じじゃないですね) 「光」ほどの長編で、しかも彼女のような、超絶的な力の持ち主の始末というのはとても難しいものだろうと思うのですが、さすがです。 複雑な設定とストーリー進行の中、見事にかっこよく散ってしまわれました。 くぅー、私もかっこいい長編が書きたいよ〜。 で、主役である奈子さんと由維さんなんですが、果たしてどちらの世界のお二人が幸せなんだろう? なんてことも考えたりするわけで。 とりあえず奈子さんはマイカラスにいた方が性に合ってそうですが。 由維ちゃんは……、奈子さんさえいればいいのか。 あ、でも、あの世界には彼女たちが好きそうな子供むけじゃないオモチャがないかもしれないぞ?(笑) いやいや、もっと凄い触手生物が生息してたりするかも? とか、いや、失礼しました(^^; えー、なにやらしょうもない感想をダラダラと書かせていただきましたが、結局は「おもしろかったです!!!」ということでありまして、とにかくも長期の連載、お疲れさまでした。 これだけの長編を完結させるだけの筆力、特に構成力などは、やはりプロはだしの技をお持ちだな〜、と感心しつつ、自分の小説もさっさとつづきを書かねばー、と思いつつ、次回作に期待しております。 それでは今回はこれにて、失礼いたします(^^)/ |
>由維ちゃんは死ぬものだと、ほとんど半分あきらめも入ってたり いやぁ、由維は殺せませんよ。<一度死んでるけど 逆のパターンなら、アリかもしれませんけどね。奈子が死んで、由維が生き残るという。 でもそれでは、ハッピーエンドとはいえませんし。 >9話のユクフェ嬢のあのシーン このシーンとか、8話のアレとか、自分でも書いてて鳥肌が立ちましたね。 ホントに、ここまでやってもいいものか、と。 でも、やる時はやります、私(笑)。 >やはりエイシス 『光』では数少ない、カッコよく死んだキャラですね。 ちょっとカッコつけ過ぎかとも思いましたが、まあ、どちらかというと「あっけない死」が多い作品なので、最後くらいはお涙頂戴的に死ぬ奴がいてもいいか、と。 >彼の得意技を思う存分使える地上で しかしやはり彼のようなタイプは、誰も見ていないところでひっそりと死ぬ方が「らしい」かと。 それに遺跡の中の方が、「奈子を護って死ぬ」という雰囲気が出ますし。 >どちらの世界のお二人が幸せなんだろう? やっぱり「向こう」でしょう。 こっちでは「結婚」はできませんからね。少なくとも日本では(笑)。 オランダやドイツの国籍が簡単に取れるものかどうかは知りませんけど、取れたとしても奈子の頭じゃドイツ語を覚えるのは大変そうです(笑)。 (でも設定では、奈子って米語は話せるんだよな……) >彼女たちが好きそうな子供むけじゃないオモチャ いやいや、愛さえあればそんなもの不要です。あるいは、魔法でもっとすごいことを……(笑)。 |
2001.7.14 |
こんにちは。 完結、おめでとうございます。 オンラインで素晴らしい作品を公開してくれてありがとうございます。 で、最終話ですがとても楽しめました。 特にクライマックスの辺りはかなり熱心に読む事が出来ました。 具体的にはエイシスが活躍して良かったです。 化けモノ相手に良く頑張った。 でも死んでしまいましたね。 更に、ナコとユイが死んでしまう場面では 「さすがキタハラさん、作品には容赦がない!」 (↑いいぞ!って意味で。エイシスも死んでしまったし、話しの流れ的に納得です) と思っただけに、復活しているナコとユイ(しかも2重)は少々残念でした。 もっとも、主人公が死んで一件落着という、悲しい終り方も好きではありませんが。 ところで、ファージとクレインは生きているのではと期待してました。 完全な設計図により作られた複製だから、聖跡が無くなっても生存は可能なのかなって。 (再生は二度と出来ないだろうから、後は寿命をまっとうするのかな) しかし9話の最後でしっかり別れの挨拶してましたね。 ナコの不安が見せた夢だと思ってました。 下手な感想で申し訳ないですが、新たなキタハラさんの作品を期待してます。 それでは。 |
>さすがキタハラさん、作品には容赦がない! サドとか鬼畜とかいわれてるキタハラですけど、基本的に私はハッピーエンド派です。 最後に救いがあるからこそ、途中ではとことん鬼畜な展開にできるわけで(笑)。 それに、ナコユイが死んだまま終わるのは簡単ですけど、それでは大多数の読者は納得しないでしょう。 もしも私が読者の立場なら、そんなラストだったら暴れますね(笑)。 >ファージとクレインは生きているのでは いや、死んでます。完璧に。 再構成とはいっても、実際にはファージやクレインの場合、『聖跡』というシステムの一部として存在していたわけで。 でも、ファージについては……ゴニョゴニョ……←まだ何か隠しているらしい(笑) |
2001.7.20 |
はじめまして。半月ほど前、ネット上をうろついていたら、ここにたどりつきました。 まずは超大作の完結、おめでとうございます。なんかHPの閉鎖騒ぎまであったらしいですが、そのまま閉鎖されてたらこういう素晴らしい作品を目にする機会などなかったわけで。感謝感謝。 「光の王国」、読ませていただきました。寝不足を承知の上でどっぷり浸ってます。おかげさまで、連日徹夜寸前(または完徹)です。 喜んでいいのやら悪いのやら。ともあれ、これだけ感動したのはずいぶんと久々のような気がするなぁ。 というわけで、不躾ながら感想をば。 まずは月並みな表現ですが、面白かった&感動的でした。とにかく読み始めたらやめられなくなりまして。それは蟻地獄かブラックホールかそれとも穴のあいた財布なのか。こうして寝不足に陥った読者が全国的に多発したものと思われます。 一般論として、長編、とくに連作形式の大長編ともなると、話が進むにつれて自己破綻をきたしてしまうものが多い(プロ作家の作品も大半が該当する)中で、最後まできっちりとまとめあげたばかりか、配備した伏線もほぼ消化されているあたり、見事としか言えません。自己完結した世界観そのものにまずは拍手です〜。 次にキャラクターについてですが、北原世界のキャラは全体的に自分に素直というか、自然体というか、ネコまっしぐら(ど〜ゆ〜意味の「ネコ」だ?)というか。なんだかんだいって、人間っていろいろあるから面白いわけで、そうした人間臭さが大きな魅力なんですね。ひょっとしてモデルになる人物がいたりとか?いずれにせよ、こうしたキャラクターたち(脇役、チョイ役含む)の魅力はたまらんです、ハイ。 ライトファンタジーという分野にありながら、一方では結構シュールな場面もあったりと、読んでいて圧倒されるのはむしろ爽快なものがあります。かたやお気楽な(?)番外編やインタルード。同じ作者が書いたものか、というより、同じ作者でしか書けないというか。個人的には、小説にせよマンガやイラストにせよ、2次創作よりもオリジナルなものが好きですから(例外あり)、なおさら大満足ごちそ〜さまです。 ところで、こうして次々と完成度の高いオリジナル作品を創り上げているのに、無料でオンライン小説を公開されているのがむしろ不思議といいいますか(プロ作家のものよりよほど面白いのに)。おかげさまでタダ読みできるわけですが。 多くの作品で札幌が舞台になってますが(北海道は行ったことがないのでコメントするのは難しいけど)、リアリティというか、生活のにおいというか、生きている実感が感じられる描写は、そこを生活の拠点とした人にしか書けないものとお見受けします。 んー、あんまり感想になってないような気が。 ラストは両方ですか。奈子は死なないと思ってたんですけどね〜。 復活してるけど(しかも由維ともども2人ずつになって)。もっとも、そのためにファレイア・レーナを持ち出すのは少々反則気味のような気もしなくはないですが。あとはだいたい収まるところに収まったというか。9話で主要キャラが結構倒れたときはどうなることかと思ったのですが、きっちりとハッピーエンド(様々な意味で)にまとまって、まずは一安心。 奈子×由維ってどんな娘になるんでしょう。想像したらいろいろと面白そうだ。 それ以前に成功するのかな?「魔法の力で二つの卵細胞の遺伝子を結合させ」て作るというこの方法、魔法を失った世界では果たして?む〜。さらに言えば、「……を、……して、……に……するんだって」というこの台詞が気になるのは、自分だけではないでしょう(笑)。 んー、全体を通しての感想って、書きたいこととかいろいろあるのに文章にならないところが何とも歯がゆい。ご迷惑でなければ、列伝形式かフラッシュバック形式あたりで改めて書き直すかもしれないです。 あまり長くなってもまずいので、他の作品の感想なども日を改めて送ります。 ===== 追記 ===== 創作館ふれ・ちせの30万HIT、おめでとうございます。白状しますが、キリ番踏んでしまったのはワタシです(7月18日午前2時14分)。う〜、北原様&長年の常連読者様に申し訳ないような気がしたので、掲示板へは書けなかった(汗)。 駄文を長々と失礼しました。きっちり票を入れてきましたんで、許してやってくださいませ。参考までに、現在の得票数は「光」610票、「月羽根」110票、「たた少」86票(7月18日現在)。読者数がヤンバルクイナより少ないなんてこと、ないと思いますよ〜。 かさねがさね、感動的超大作&作者の北原様に感謝感謝です。 今後もちょくちょく遊びにくるかと思いますので、よろしくお願いします。 |
>長編、とくに連作形式の大長編ともなると、話が進むにつれて自己破綻をきたしてしまうものが多い アマチュア作品では、それ以前の問題として「途中消滅」が多すぎるんですよね〜。 せめて細切れ連載をやめて、1話書き下ろしにしてくれればいいのに。 >北原世界のキャラは全体的に自分に素直というか、自然体というか ひとことで言えば、かなり「自分勝手」(笑)。 自分のやりたいようにやる、というか。 主人公側でさえ誰一人、「世のため人のため、世界を救うため」なんて崇高な目的では行動してませんからね。 皆さん、きわめて個人的な動機で行動してます。あ、ファレイアとランディは例外。 >無料でオンライン小説を公開されているのがむしろ不思議といいいますか(プロ作家のものよりよほど面白いのに) 本気で努力すれば、プロにもなれそうな気はしますけど。 私がもう少し若ければそうしたかもしれませんけどね(笑)。 定職を持っているいい歳のサラリーマンとしては、なかなかそういうわけにもいきません。 今はとりあえず、趣味として書きたいものを自由に書いている方がいいかな、と。 たとえば『光』の場合、内容的に商業出版はできませんからね。 ファンタジアにはエッチすぎて、だけど仏書院にはヌルすぎる、と(笑)。 >魔法を失った世界では果たして? 完全に「魔法を失った」わけではないですから。 六章で奈子が言っているでしょう? 「あとね、これは気休めかもしれないけれど、月を破壊してもしばらくの間……数百年くらいは、日常生活に使うような弱い魔法なら使えると思う。竜騎士の戦闘用魔法とか転移といった、強力な魔法は使えなくなるけどね」 ……と。 女同士でゴニョゴニョ……は、技術的には高度であっても、魔力的には比較的低レベルな部類に入ります。 どこかで書いたと思いますが、この世界の魔法は、自分の肉体に働きかけるのがもっとも容易ですから。 >ヤンバルクイナより少ないなんてこと、ないと思いますよ〜 ヤンバルクイナは千数百羽いるそうですから。 『光』ですら、あと千人投票してくれないと(笑)。 実際のところ、『光』を全話ちゃんと読んだという読者はどのくらいいるんでしょうね。 アクセスログからの推定では千は超えていると思いますが、なんの反応もない読者の存在は、こちらとしては確認のしようがないのです。 |
2001.7.21 |
メールではお久しぶりです。 「ヒロつん」こと、世界エイシス推進委員会会長の○○○○(23)大阪人です。 いやぁ……。 まずは、感想を送ると言いながら遅くなりました事、ゴメンなさい。 CGに思いのほか手こずってしまって遅くなったのです。 「誰を描こうかな……やっぱ……あの人にしようかしら……。 いや!それはもっと後にとっとこう。 今はまだせつないし……。 ……うずらさんのトップ絵かわいいな〜……じゃ、あたしは悪役軍団で。」 と思い、描いたCGだったのですが……う……うずらさんのセルタ……これまた綺麗だぜ!! しかも仕事が早いな〜……。 出遅れちゃったさ。 って感じです(笑)。 一応説明しますと、左から「アリス、セルタ、ヴェスティア」です。 ちなみに、アリスが手に持っているのは「黒剣」のつもりです……トホホ。 ……黒い物を表現するのは難しかったです……ので、あまり迫力の無い黒剣ですが許して下さい。 あっ、CGはもちろん煮るなり焼くなりCDに入れるなり、北原さんの好きに使って下さいまし。 それで感想ですが…… 長い間お疲れ様でした!! あのですね、いきなりこんな事言うのは失礼極まり無いんですが、ほんっっっっとうに、心配だったのです! 何がって……完結するのかどうかが。 ごめんなさい。 失礼ながら、あたしはそう思っていたのです。 応援しながら、心待ちにしながらも、心配でした。 久しぶりにネットをして「ふれ・ちせ」がグレー色になっているのを見た時、今まで味わった事の無いタイプの無力感を感じました。 ファンであると言いながらも、あたしに出来る事は何も無い。 言葉をかける事も出来ない。 だって、何が言えるでしょう? 私も何かを作るのが好きなので、あれだけのホームページを作るのが、小説を書くのが、 絵を描くのが、どれだけ大変か、っていうのは少しだけど解るつもりです。 なので、働きながらあれだけの事をやってきた北原さんが書かれていた、「ふれ・ちせ」がグレー色になってしまった理由。 もっともだ……と、思いました……。 あたしはたまたま「ふれ・ちせ」には感想を送っていましたが、ファンでありながら、感想を送っていないホームページがあります。 足跡すら残していないページもあります。 その基準はホントに読者であるあたしのエゴ丸出しです。 なので、ますます何を言っても無責任にしかならないな……と思い、あの事態を目の当たりにしてもメールの一つ出せませんでした。 う〜ん…… 上手く気持ちを表現できない上に言い訳がましいな……。 すみません。 要するに、だから、最終章がアップされているのを見た時の感動はひとしおだったのです。 はい。 アップされているのを見た時点でかなりの盛り上がりだったあたしですが、読んで更に感動。 もう、何も言う事はありません! 光の王国読んで良かった!! 北原さんありがとう!! もうね、ホント。 それだけですよ。 ラストも見事でした。 イイもの見せて頂いて、有難うございました。 え? ホンマかって? アレに対する反応ですか? ……エイシス…………。 ……………………………… ……………………………… ……、いや…………。 ……正直言って、相当ガックリ来た事は確かです。 読んだ時は目の前が、言葉通り、まっっくらになりました。 あまりの動転に今回のCGに思わず、にっくき仇であるはずのセルタを描いてしまった程ですよ(笑) ……でもね、それにゴチャゴチャ言うのはお門違いっていう事が、判断出来る程度の理性は残っています(当然ですが)。 カッコイイ死に様だったし、後書きにもなんだかそーとー北原さんに気をつかわせた痕跡があるし(笑) むしろ申し分けないくらいですよ。 この熱狂的ファンの目を気にしておもいっきり書けなかったのではないかとか。 ともかく、エイシスの最後。 あたしの目には最っっっっ高〜〜〜〜〜〜〜にカッコ良く映りましたので、満足です! …………ただねぇ………… リューリィ…………。 ……うっ。 やはり自分が女なだけにあれだけは可哀想で……。 せめてこの後の人生が幸せであって欲しいなぁ……。 ほいで、傷が癒えた後にはまた誰かに恋して欲しいなぁ……。 でも……。 それは難しいかも。 ……エイシス程の男前はなかなか居ないから。 まあ、そう考えるときっとリューリィは幸せだったでしょうね。 あ、後、変な感想ですが、今回もかなり北原さんのダルジィへの愛を感じました(笑) 後書きで、『ダルジィがハルティの腕の中で息絶える』バージョンの事を書いてはるのを見た時、 「エイシスが死ぬより、そっちの方が感動的やん!」 と一瞬、往生際悪くも思ったのですが、 ……………………………………これはねぇ………… それぞれのキャラへの愛の深さの違いと共に、男のロマンと、女のロマンの感じ方の違いやな。 と、思いました。 やはり、それはあたしが女だから好きな人の腕の中で息絶える事に、深い感銘を受けるのでは?と。 こんなとこでも、男女の違いについて考えてみたりした光の王国最終章でした。 ……そんなとこです。 文句は無いと言いながら、ソレっぽい事を書いてしまったり、言いたい事が上手く書けなかったり、書き上げるまで長い間かかったりと、ヘッポコな感想ですが、本当の本当に言いたい事は、 面白かったです。 有難う。 の二言なんです。 それじゃ、あんまりにも味気ないのでこねくり回した結果がコレですので、許してくださいませ。 では、これからも健康に気をつけて頑張ってください。 またその内、CG送らせて貰います。 その時にはショックから抜けているでしょうから、あの人で(笑)。 あ、あと光の王国のCDなんですが、あたしも買いますので、よろしくお願いします。 P.S. 「マリア様が見てる」読みました……。 「たたかう少女」を読んでいる時の様なかなり複雑な気分に……。 ……でも止められず、出てる順番に読んで、「ロサ・カニーナ」まで読んでたり……。 ……………………。 ……う〜〜ん……(笑) |
とゆ〜ことで、ヒロつんさんからまたまたCGを頂きました。 ちょっと意外な顔ぶれ。てっきりエイシスで来ると思ってたんですけどね(笑)。 いろいろと騒ぎになった閉鎖問題ですが、あれのおかげで最終話公開がさらに盛り上がったような気も(笑)。 「一通りの読者が最終話を読み終えたところで完全閉鎖」というのも考えていたのですが、ちょっとタイミングを逃してしまいました。 次のチャンスは『たた少』完結時でしょうか(笑)。だとするとあと1年近くは無理ということですね。 >……エイシス…………。 アレはねぇ……。 ヒロつんさんに限らず、女性読者からの反応が非常に怖い展開だったのですが。 しかしアレなしでは、最終話のシリアス度が足りないだろう、と。 やっぱり、クライマックスに一つ「泣かせる」シーンがないとね。 >「エイシスが死ぬより、そっちの方が感動的やん!」 感動的かもしれないけど、それをやると読者よりも先に作者が泣きます(笑)。 それにダルジィを死なせると、また「サド!」「鬼畜!」の大合唱が……(笑)。 確かに、すごく感動的なんですけどね。試しにちょっとそのシーンだけ書いてみようか、と思うくらい。 でもとにかく『光』がハッピーエンドを迎えるためには、ラストでハルティが幸せな結婚をする必要があったし、その相手は今となってはダルジィしか考えられないだろう、と。 (奈子とは結婚できないので) と書いていたところで、ふと別な展開を思い付きました。 ハルティ×アイミィというのはどうでしょう? 実は、血のつながらない兄妹だった、という設定で(笑)。 アイミィは実はブラコンで、奈子とハルティを引き離そうとしていたのも、本当はハルティを取られたくなかったから、と。 …………いや、執筆中に思い付かなくて正解でしたね(笑)。それに、作中で血のつながりがあることは明記してあったはずだし。 >あたしが女だから好きな人の腕の中で息絶える事に、深い感銘を受ける だとすると「好きな女を護るために戦って死ぬ」のは男のロマンでしょう(笑)。 >「マリア様が見てる」読みました こうして、『ふれ・ちせ』のお客様はどんどん百合に感染していくのです。 そういえばもう一人の絵師うずらさんも同じようなことを言ってなかったっけ……? これからはキタハラのことを「百合の伝道師」ではなく「百合のバイオハザード」とお呼びください(笑)。 |
2001.7.29 |
もうチョット長く続けて、とてもいい話だから、続編を書いてください。お願いします。 |
それはできません。 いい話だからこそ、一番いい終わり方をしなければならないのです。 それを無理に続けてもろくな結果にならないことは、週刊少年ジャンプが証明しています(笑)。 お遊びで番外編的な短編(昔のインタルードのような)を書く予定はありますし、同じあの世界でもまったく違う時代、違うキャラの物語は書くかもしれませんが、『光の王国』の続編というものは存在しないのです。 |
『光の王国』シリーズに対するご意見・ご感想をお待ちしています。 メールまたは目次ページのフォームでお送りください。 |
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