「ラッキー。まずはお前が手本を見せてやれよ」
上村くんが言うのと同時に、ラッキーが私の後ろに回る。
「ひっ……ん、くっ」
冷たい鼻先が、あそこに押し付けられた。長い大きな舌が、陰唇を割ってもぐり込んでくる。
「あっ、ふっ……んんっ！ くぅっん……」
その部分は、お尻への刺激のためにもう十分すぎるくらいに濡れそぼっていて、くちゅくちゅ、ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てる。
長くて、大きくて、しなやかに動く舌。
割れ目の隅々まで余すところなく舐め回して、中にまで入ってくる。
私は嬌声を上げた。
器具でお尻を犯されながら、大型犬に秘所を舐められる快感。大きな舌全体でクリトリスを舐め上げられる時、全身に電流が流れるようだ。
普通の女の子なら決して体験することのない、めくるめく世界が私を魅了する。
この素晴らしさを知らない女の子たちが、可哀想に思えてしまう。
ラッキーの鼻先にお尻を押し付けて小刻みに振る。
どんどん、昇りつめていく。遙かな快楽の高みへと。
「あぁ……っ！ あぁっ！ あぁ――っ！」
最初の頂にたどり着くのには、わずかな時間しか要しなかった。
私は大きく息を吐き出し、一瞬、全身が弛緩する。
同時に、ラッキーが私の上にのしかかってきた。前脚が、私のウェストにしっかりと回される。
「ねぇ、来て……ラッキー、私の中に来て！」
甘えた声で誘うまでもなく、ラッキーは腰を前後に振りはじめている。毛皮の下から顔を覗かせたペニスが、私のお尻や内腿に当たる。
「ん……んっ！」
私も微妙に腰を動かして、自分から迎えに行く。もうすっかり準備の整っていた私の膣は、すんなりとラッキーを受け入れた。
最初の頃は少し手間取ったりもしたけれど、今では私もラッキーもすっかり慣れたもの。スムーズに結合することができる。
「ふ……あぁっ、あぁっ！」
激しいピストン運動。私の中で、ラッキーが暴れている。
擦れ合い、絡み合う粘膜。
一突きごとに、私は声を上げていた。
ラッキーの長いペニスが、膣壁全体を擦り上げる。私はそれをきゅっと締め付ける。
抵抗するように、ラッキーの動きにさらに力強さが加わった。
「はぁっ、あっ、はぁっ！ はっ、あぁっ！ あぁんっ！」
私の中で、ラッキーが大きくなっていく。一番深い部分までしっかりと届いて、お腹の中をいっぱいに満たしている。
膨らみはじめた瘤が、あそこに押し付けられた。
上村くんの指が、乱暴に私を広げる。痛いくらいにまで広げられたところで、私は自分から瘤をつかんで押し付けた。
「んっ……、くふっ、んっ……んぅっ！ あぁぁぁっ！」
膣口が一瞬、裂けるぎりぎりまで広がって、大きな丸い固まりが通り抜ける。
その一瞬の痛みさえもが気持ちいい。
私の中にすっぽりと収まった瘤が、さらに膨らんで膣壁を刺激する。
「あぁぁっ！ いぃっ！ いぃぃっ！」
あまりの快感に、私は激しく頭を振った。最近少し伸ばしはじめた髪がばさばさと揺れる。
気持ちよくて、気持ちよくて。
気が狂いそうだった。
熱い精液が流れ込んでくる。
長いペニスと大きな瘤が膣内を一分の隙もなく占領しているため、溢れ出た精液はきわめて効率的に、無駄なく子宮へと注ぎ込まれている。
この頃になると私はもう無我夢中で、何もわからなくなっている。ただただ、気の遠くなるような快楽に身を委ねているだけだ。
何度も絶頂を迎える、なんて生やさしいものじゃない。この間ずっといきっぱなしと言ってもいい。
頭が真っ白になって。
身体中の神経が過負荷に耐えかねて、焼き切れてしまうような感覚だった。
それがいつも一時間前後も続いて。
ようやく解放された時には、私はヘトヘトになって涙と涎と愛液を垂れ流しているのが常だった。
「や……ん、あ、だ……め……」
ぴちゃぴちゃと湿った音がする。
朦朧とした意識の中で、自分が舐められているのだと気がついた。
その行為が、爆発的に燃え上がってようやく鎮火しかけていた私の中の炎に、油と新鮮な酸素を送り込む。
私の身体はすぐに反応をはじめた。
いつもそうだ。
ラッキーとの行為は肉体的にも精神的にもものすごく疲れるはずなのに、終わった直後はむしろ普段よりも感度が上がっているように思う。
だけど――
今、私を燃え上がらせているのは、ラッキーじゃない。舐め方が、なんとなく違う。
おや？ と思った時、ラッキーの兄のエースがのしかかってきた。
「あ、や……そんな！ すぐに……」
「もう、我慢できないってさ」
上村くんが笑って言う。
私にマウントしてきたエースが、激しく腰を振る。それは私の敏感な部分を何度も刺激するのだけれど、慣れているラッキーと違ってうまく入れられずにいるようだ。
「ほら、第二ラウンド」
「あっ、あぁぁっ！ やぁぁっ！ いや――――っ！」
上村くんが手を添えてやって、エースが私の中に入ってきた。
私はまったく休息を与えられていないのに、新たなペニスが中で暴れ出している。
いつも、ラッキーと終わった後は上村くんにされちゃうけれど、その時だって一息つくくらいの時間はもらえる。だけど今日は本当に休みなしの連続エッチ。
しかも、ものすごく激しいピストン運動だった。何度となく私との行為を経験しているラッキーと違い、なんの遠慮も気遣いもない。ラッキーはあれで、ちゃんと女の子の扱い方というものを学んでいるらしい。
「ひっ、くっ！ はっ、あぁぁっっ！ あぁっ！ っっっ！」
息が苦しい。
気が遠くなる。
酸素を貪ろうとだらしなく開いた口から、涎が糸を引いて流れ落ちる。
エースが、私の中で大きくなっていく。
私は、自分からぐいぐいと腰を押し付けていた。
苦しいのに。
失神しそうなほどなのに。
身体は勝手に、さらなる快楽を貪ってしまう。
腰を振るたびに、悲鳴を上げて絶頂を迎えてしまう。
膣の入り口すぐのところで、大きく成長していく瘤。
子宮に注ぎ込まれる、大量の熱い精液。
まさか、一日に二度も続けてこれを味わうことができるなんて。
「あ……が……ぁっ！ ……っっ！」
「ほら、もっと腰使ってやれよ」
上村くんの手が私の腰をつかんで、乱暴に揺する。
「――――っっ！」
私は声にならない悲鳴を上げ、ベッドの上に突っ伏した。
流れ出した涎が、真白いシーツに染みを作る。
「は……ぁ……、あっ」
乱暴に顎をつかまれて、上を向かされた。
だらしなく開いた口に、熱い、ゴムの塊のようなものが押し込まれる。
すぐに、それが大きくなったラッシーのペニスだと気づいた。上村くんが無理矢理押し込んだのだ。
「ん……ぐっ、ぅん……」
喉の奥まで届いている。気管が塞がれてしまう。
それでも私は、舌と内頬で、ラッシーへの奉仕を開始した。
相手がラッキーであれ上村くんであれ、口でしてあげるのは――あるいはさせられるのは――好きだった。
初体験以来さんざん仕込まれてきた口技で相手を悦ばせるのは、私にとっても悦びだった。
少しでもラッシーを気持ちよくさせて上げようと、精一杯頭を動かす。
その動きが下半身にも伝わって、エースと自分自身にもさらなる刺激を与えてしまう。
あそこと口を、二頭の大きな犬に犯されて。
あまつさえお尻まで、いやらしい器具で貫かれている。
ひどい。
もうめちゃくちゃだ。
学校では優等生で通っている、十七歳の女の子がするようなことじゃない。
だけどそれは、めちゃくちゃに気持ちのいいことだった。
息もできないくらい苦しいのに。
お尻だってあそこだって、大きなものが入って痛いくらいなのに。
だけど舌も腰も私の意志とは無関係に、動きをどんどん大きく、そして速くしていく。
「んっ……うぅっ……んっ……ぐっ！ ぅぅ……」
喉を貫かれて、こみ上げてくる吐き気を堪えながら舌を動かす。
涙が溢れてきた。
苦しいのに。
気が狂いそうなのに。
早く終わって欲しいのに。
なのに、いつまでもこうしていたいと思ってしまう。
そんな相反する想いの中で、私は何度も何度も絶頂に達していた。
それでもエースは、ラッキーよりは幾分早く終わったようだ。それとも、意識が朦朧としている私の時間感覚が狂っているだけだろうか。
もちろん上村くんは休むことを許してはくれず、半ば失神しかけている私を無理矢理起こすと、ラッシーを中に導いてきた。
「……ん、あっ！」
前の二頭と、入ってくるときの感じが違う。
そのとき私は、大変なことに気がついた。
「ちょっ、ちょっと待って上村くん！ やぁっ！ だめっ！ あぁんんっ！」
太い。
すごく太い、大きなものが入ってくる。
そう。中に入れてから本格的に大きくなり始めたラッキーやエースの時とは違い、ずっと口で奉仕していたラッシーのペニスは、もうすっかり大きくなりきっていたのだ。
そしてもちろん……瘤も。
「だめっ！ だめぇぇっ！ むっ無理だ、って……やっ……いやぁぁっ！」
いつもは、瘤が大きくなりきる前に入れている。でなければとても入らない。
夏以来、ラッキーと上村くんに犯されまくりの私だけど、上村くんが言うには私のはどちらかといえば狭い方だそうだ。男の人の握り拳よりはいくらか小さい、というサイズの瘤がすんなり通るほどには、膣口は広がらない。
なのに……
上村くんは、強引に瘤を入れようとしている。
指で力一杯、痛いくらいに広げて。
大きなゴムボールのような瘤を押しつけてくる。
皮膚……というか粘膜が、無理矢理引っ張られる。周囲にびりびりとした痛みが走る。膣口が悲鳴を上げている。
「痛い、痛い痛い痛いぃぃっ！ やだっ、やめてっ！ いっ……裂けちゃう！ 裂けちゃうよぉっ！」
私が泣いて懇願しても、上村くんは止めてくれない。むしろいっそう、瘤を押し込もうとする手に力を込める。
本当に、いつ皮膚が裂けてしまうかというくらい。
「ぐ……ぅ、ぎ、ぃぃぃっっっ！ ぎゃうぅっ！ ひぃっ、あぁぁぁぁ――――っ！」
びりっ、と。
一瞬、今までと違った痛みが全身を貫いた。
私は肺の中の空気をすべて吐き出して絶叫した。
どっと涙が溢れる。
「あぁっ！ あぁぁっ！ あぁぁ――――っっ！」
太い杭でも打ち込まれたかのように感じた。だけど違う。入ってきたものは、大きな、大きな熱い固まりだ。
痛い。
痛い。
本当に痛い。
いつもの、広げられる痛みじゃなくて。
出血を伴う、ずきずき、びりびりとした痛み。
ふと思い出した。処女喪失直後の痛みに似てる。
あれよりもずっと痛いけれど。でも、似ている。
処女の証を太い肉棒で貫き破かれた、あのときの痛みに。
だとすると……。
本当に、少し裂けてしまったみたい。
「あぁ……ばかぁ……あ！ 痛い……よぉ……」
涙が止まらない。
だけど。
だけど――。
あの一瞬、私、いっちゃった。
気持ちいい、っていうんじゃないのに。
でも、いっちゃった。
やだ、もう。
ばか！ バカ！ 上村くんのバカ！
こんな、ひどいことするなんて。
気が遠くなる。
ぼやけていく意識の中で、最後にちらりと上村くんを見た。
私が痛くて泣いてるのに、上村くんは楽しそうに笑っていた。
「あそこから血を流して犯されてる女の子って、バージンみたいでなんか興奮するなぁ」
……だって。
ホントにひどいんだから。
「……ばかぁ」
それだけつぶやいて、私は本当に気を失った。
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