最後に見たものは、天使だった―― その時、私は死にかけていた。 …少なくとも、本人はそのつもりだった。 だから、天使だと思った。どうやらお迎えが来たらしい、と。 天使は大きな純白の翼を広げ、丸い月をバックにして、夜空を滑るように飛んでいた―― 北原樹恒がおくる、純愛百合ものファンタジー(笑)。
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